特定非営利活動法人ロシナンテス

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スーダン2007.07.05

スーダン渡航の手引き

スーダン渡航の手引き
(全て2007年6月時点の情報)
・スーダンのガイドブック
以下の3冊が発売されています。
日本ではアマゾン(http://www.amazon.co.jp)などを利用して購入できます。
「Bradt Sudan」
(英語。1冊全てがスーダンについてのガイドブック)
「Lonely Planet Africa on a Shoestring」
(英語。アフリカ各国についてのガイドブック。スーダンは10ページ程度)
「アフリカ―アフリカ大陸37カ国ガイド(旅行人)」
(日本語。アフリカ各国についてのガイドブック。スーダンは3ページ)
・日本でのスーダンビザの取得方法
在日スーダン大使館に直接行くか、旅行代理店を通す形になります。
詳しくは在日スーダン大使館ホームページ(http://www.sudanembassy.jp/)
に記載されていますので、そちらをご覧下さい。
・スーダン入国
スーダン到着前に機内で入国カードが配られます。
空港に着いたら、必要事項を記入した入国カードをパスポートコントロールに提出し、
パスポートに入国のスタンプをもらいます。
手荷物はX線検査をしてから受け取ります。
酒類の持ち込みは禁止されており、見つかった場合は没収されます。
また新品の電化製品を持ち込む際には関税がかかります。
私たちはカラプリンターを一台持ち込むのに25SDGを払いました。
・両替
空港内にも街の中心部にも銀行はあります。
スーダンの現地通貨であるスーダンポンド(以後SDGと記す)は
ドルやユーロへの再両替が難しいので、計画的に両替してください。
高額紙幣である50SDGや20SDGは街中では使いにくいので、
できれば10SDG以下に両替してもらったほうが良いでしょう。
(2007年6月現在 1USD≒2SDG)
・空港から街へ
ハルツーム国際空港は市街地の中心にあり、
ほとんどのホテルは5キロ圏内にあります。
空港内で待機しているタクシーは僅かな距離でも20ドル近くを請求してきます。
空港の敷地を出て大通りを走っているタクシーを捕まえれば、節約することができます。
有名なホテルに宿泊する場合でも、タクシーの運転手が場所を知らない事がありますので
事前にホテルの住所や電話番号を調べておきましょう。
また簡単な英語でも通用しない場合があります。
アラビア語の単語を少しでも知っていれば、必ず役に立ちますので、
時間があるかたは旅行に出る前に数フレーズだけでも覚えてみてください。
・外国人登録
入国したら3日以内に外国人登録をする必要があります。
ホテルに宿泊する場合、多くのホテルでは手続きを自動でしてくれます。
一応ホテル側に訊ねてみるのがよいでしょう。
友人知人の家、もしくは安宿に宿泊する場合は外国人登録を自分でしなければなりません。
まずアメリカ大使館近くにある外国人登録事務所に行きます。
そこで外国人登録用紙を1枚もらいます。それに必要事項を記入し、
加えてスーダン国内での身元保証人となってくれる会社等、
もしくは安宿からのレターを用意します。
パスポートの個人情報のページと、スーダン入国のスタンプが押されている
ページのコピーを1部ずつ、そして3センチ四方程度の顔写真を2枚用意します。
以降は窓口での指示にしたがってください。
外国人登録費用は、常に変わっています。
参考にしかなりませんが2007年6月の時点では、計90SDGかかりました。
ドル払いはできません。パスポートに登録のシールが貼られれば完了です。
・スーダン出国
入口を過ぎたところで、空港からの出国では空港使用税を払います。
空港使用税を払うと、航空チケットに「支払い証明」のシールが貼られます。
2007年6月現在では20ドルですが、念のために30ドル程度は用意しておきましょう。
SDGで払う事も可能ですが、その場合はドルで払うときよりも多少割高になります。
荷物をX線検査の機械に通します。
各航空会社のチェックインカウンターでチェックインをします。
パスポートコントロールで、出国手続きをします。
広い待合室には、小さな土産物屋、礼拝所、売店、喫煙室等があります。
ここではクーラーが効いていますので、最後に風邪をひかないように、
はおる物を一枚用意しておくと良いと思います。
搭乗前のチェックで、再び手荷物をX線検査します。
その後行き先別の待合室に行き、バスに乗って飛行機へと向かいます。
スーダンから日本以外の国へ行く際には、
黄熱病の予防接種の記録であるイエローカードの提示を求められる事があります。
各国の大使館もしくは使用する航空会社に問い合わせておいてください。
・旅の季節
スーダンの気候は非常に暑く、乾燥しています。
5月6月の酷暑の時期、それに続く雨季には病気も乾季に比べて多くなります。
暑い季節を避けたいならば12月か1月が良いでしょう。
この時期は朝と夜には長袖が必要となります。
・旅の服装
スーダンにはイスラームを信仰する人が7割近くいます。
また日差しも強いので、なるべく肌の露出は控えましょう。
男性の場合、Tシャツは大丈夫ですが、半ズボンは避けましょう。
女性は好奇の目を避けるためにも長袖のシャツに長いスカート、
もしくはズボンを着用してください。
空気が乾燥しているので長袖を着ても、服の通気性がよければとても快適です。
特に髪をスカーフで隠す必要はないのですが、
不快な目にあいたくなければ、やはり髪を覆ったほうがよいでしょう。
スカーフは市場で5SDGから売っています。
・治安について
外務省HP(http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/sudan/index.html) 等を利用し、
確認してください。
・その他
空気が乾燥しているスーダンでは、すぐに汗が蒸発してしまうので気づきませんが、
汗を大量にかいています。水を意識的に取るようにしましょう。
首都ハルツームでしたらミネラルウォーターのペットボトルはどこでも手に入ります。
体調に異変を感じたらすぐに薬局や病院に相談しましょう。
スーダン外で病院に行くときは、スーダン渡航暦のあることをきちんと説明してください。