スーダン2010.01.10
離婚の原因
ハサバッラ村の隣にあるワッデルハーディ村に最近よく行きます。
水事業のことで、訪問しています。
水事業自体も、なかなか難しいことが多く、いろいろな部署を駆け巡っています。
さて、ワッデルハーディの村長であるダファアッラといろんな話をします。
母子保健の話の中で、女性性器割礼の話になりました。
男性の場合はよく耳にされると思いますが、この地域では女性性器割礼をほぼ全員に行います。
1歳半の女の子にしている場合もありました。
これは、女性だけのアプローチでなく、男性への理解を深めていかないといけない!と
ダファアッラと話をしていたら、
「最近、この村で若い母親が女の子への割礼を主張して、それを反対する男性と口論になり、
それで、離婚した」
このようなことも起こるのですね。
女性の中でも、おばあさんの意見が強く、そのおばあさんの言うことを、この若い母親は
忠実に主張したのでしょう。
それでも、離婚までするとは驚きです。
今後、三年間で母子保健事業を行っていきます。
彼らの考え方、および行動がどのように変わっていくのでしょうか。
大変な事業です。
川原尚行