特定非営利活動法人ロシナンテス

活動報告ブログ

ロシナンテスからの活動情報をご案内します。

  1. HOME
  2. 活動報告ブログ
その他2009.10.09

台風

日本で台風の影響を受けたのは、いつのこと以来でしょうか?
長女が関西方面へ修学旅行に行っているので、とても心配でした。
台風の影響で、満足な修学旅行は出来ないでしょうが、友達と仲良く時を過ごしてくれればと思います。
さて、私自身、昨日は東京に行く予定がありました。
とても大切な方にご挨拶するためで日帰りの予定です。
夜には、北九州大学で講演会が予定されています。
父から車を借りて、北九州空港へと向かいます。
駐車場にとめて、夕方に飛行機で戻ってきて、そのまま車で大学に向かう予定です。
空港はがらーんとしています。
そうです、台風の影響で欠航が相次いでいるのです。
もともと乗る予定だった便も欠航のようです。
次の便は少し遅れて飛び立つようです。
東京での約束に間に合いますので、少し余裕がありました。
出発時間が来ても飛行機に搭乗できません。
どうやら、台風の様子を見ているようです。
もうこれ以上遅れると東京での約束も果たせなくなりますので、迷った末キャンセルする決心をしました。
そして、東京の先方に電話をして、
「台風の影響で、飛行機が飛ばないようです。申し訳ありませんが、今日は東京にいけそうにありません」
と、断りを入れました。
どうやって、飛行機代の払い戻しをするか、空港職員と話していると
「飛行機が飛ぶようになりました」
とのこと。
東京での大切な方との面談が大事と判断し、
先方に電話しました。
「飛行機が飛ぶ要因ありました。先ほどのキャンセルをキャンセルしてください。東京に向かいます」
そして、飛行機は北九州空港を飛び立ちます。
いつもは、東京に向かうときは、瀬戸内海、大阪、名古屋上空を飛ぶのですが、
台風の影響で、四国から紀伊半島の南端をかすめ、太平洋へとぬけます。
そして、房総半島から羽田へと向かいます。
太平洋は、快晴です。
房総半島も晴れていました。ただし、そのずっと先には大きな雨雲が広がっていました。
「これが、台風か!」
そう思っていると、突然あることに気がつきました。
「傘を忘れた!」
びしょ濡れになることを覚悟していましたが、台風が見事に去った後でした。
東京にも晴れ間が広がっていました。
「なーんだ」
せっかく覚悟を決めたのに、と思っていいましたが、今度は約束の時間が迫っていることに気がつきました。
羽田空港へ到着すると、空港内の動く歩道を全力疾走します。
その間に、東京に不慣れな私は、東京にいる知人に電話で目的地までの行き方を教わります。
全速力で走り、ラッキーなことに空港快速に乗れ、先方との約束の時間に間に合いました。
その後、思いもかけず、予定していなかった重要な方にも、ご挨拶が出来ました。
気がついてみると、いつの間にか東京は台風一過で青空が広がっていました。
「もう、これだけ青空が広がっていていれば、予定通りに飛行機が飛ぶだろう、
そして予定通りに講演が出来るだろう」
と思っていたら、なんと北九州行きの飛行機が欠航になっているとのこと。
別の航空会社の北九州便も欠航です。
残っているのは、講演会には間に合わない夜の遅い便があるようです。
福岡経由で北九州に行くことにしました。
何とか、北九州で講演をしないといけません!
JALはだめで、ANAにあたります。
何とか間に合いそうな時間のANA便が残席1でありました。
泣く泣く正規料金で支払い、でも講演をするためには金では換えられないものだと納得しました。
福岡空港について、車を飛ばせば、何とかなるかもしれません。
福岡の知り合いに電話を掛けまくり、車の手配を行いました。
ありがたいことに、福岡の知人が空港まで車できてくれることになりました。
感謝感激です。
そして、ANA便に乗ろうとすると、出発時間が遅れるとのこと。
あせる気持ちを沈め、出発時間を待ちます。
ようやく、搭乗できました。
でも、飛行機はなかなか出発しません。
10分、20分と経過します。
もうだめです。
講演の開始時間は、もうそこまでせまっています。
仕方がありません。
スチュワーデスさんに怒られるのを承知で機内から電話します。
「今日の講演には、私は間に合いません」
むなしく、時が過ぎ、飛行機はようやく飛び立ちます。
福岡空港に到着しましたが、私の車は北九州空港にあります。
車をとりに行くことが、とても面倒に感じ、この日は北九州へ行くことすら断念します。
福岡の知人宅で泊まることにしました。
愛人宅ではありません。
私の大学時代の友人の奥様の実家です。
友人夫婦は、鹿児島にいますが、自称「福岡の両親」宅へと自然と足が向きました。
「こんなこともあるわな」
と、なぐさめられました。
今、ブログを書いているのは朝の4時半。
もうすぐ、始発に乗り込み、北九州空港へ車を取りに行きます。
そして、我が家へと戻り、子供たちに「いってらっしゃい」と声をかけます。
ばかなことに、それからまた福岡に来ます。
福岡で仕事があります。
そして、昼過ぎからまた北九州です。
本当に馬鹿な私です。
川原尚行