特定非営利活動法人ロシナンテス

活動報告ブログ

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ソーシャルビジネス部門を立ち上げ!~ロシナンテ法人インタビュー:シリコンテクノロジー株式会社さま

ロシナンテスの活動は、多くの皆さまからのあたたかいご寄付により支えられています。この度、組織として応援いただいている団体や企業さまに、そのきっかけや想い、社会貢献の取り組みについてインタビューをする企画を立ち上げました。

第3回はシリコンテクノロジー株式会社さまです。シリコンテクノロジーさまは、半導体・電子部品の商社として事業をされていますが、3年前にソーシャルビジネス部門を立ち上げました。

2023年5月よりロシナンテスと連携し、同社が取り扱う「自動除菌おしぼり機」で使用する専用ロールの売上の一部が寄付になる取り組みが実現しました。執行役員 営業本部 ソーシャルビジネス部門 部門長の柴田良二さまに、ソーシャルビジネス部門の立ち上げの経緯や想いについてお話をお伺いしました。

ソーシャルビジネス部門 部門長の柴田さま(右)と営業2部の関山さま(左)

ロシナンテスを知ったきっかけは?

社会貢献を見える形でしていきたいと想いインターネットで調べたところ、たまたまロシナンテスを見つけました。2023年3月に個人的に支援を始めたことが始まりでした。

自動除菌おしぼり機とはどのようなものですか?

自動除菌おしぼり機「フロムジー・ハンド」は、日本の文化である”おしぼり”に関する課題を解決することを目指して開発された自動除菌おしぼり機です。おしぼりは日本のあらゆる場所で使用されていますが、布おしぼりは、保湿機での細菌増殖の懸念や臭い発生などの問題があり、他方で飲食店などで使用されるビニールおしぼりは、脆弱性・満足感・ビニールごみの発生といった問題を抱えています。自動除菌おしぼり機は、これらを解決し、「衛生的」「環境的」「ワンタッチ」「経済的」「満足感」を叶えるおしぼりを提供することができます。ありがたいことに、全国の空港ラウンジや大手ホテルのビュッフェ会場などで採用いただけるようになりました。

この度、本体機で使用する専用ロールの売上の一部が寄付になる取り組みをロシナンテスさんにご提案したところ実現にいたりました。導入した施設や店舗が1ロールを購入するごとに、20円を弊社から寄付しています。

自動除菌おしぼり機。画面をタッチするだけで清潔な除菌おしぼりが出てくる

ソーシャルビジネス部門はどのような経緯でできたのでしょうか?

この会社で働くことになった際、「世の中をよりよくするために貢献したい」という思いを社長に伝えたところ、その想いを実現する事業を立ち上げようということなりました。そこで、社会課題を解決するソーシャルビジネス部門を立ち上げることになりました。

立ち上げてみてどうでしたか?

ソーシャルビジネス部門は、私と関山がメインで、その他数名の少ない人員でやっています。立ち上げて1年半くらいは、具体的にどんなソリューションで進めていくかを決めるのに苦労し、試行錯誤が続きました。特に半導体の商社が、あまり本業と関連のない商材を扱うことについては難しい決断でした。

現在はどのような事業があるのですか?

おしぼり事業のほかに、災害対策事業、省エネルギー事業、付加価値提供事業、エクスパンディングジャパン事業があり、この5つの柱で展開しています。今力を入れているものの1つが災害対策事業です。地震などの災害が多い日本において重要である、災害時の蓄電池や非常用電源を商材としています。エクスパンディングジャパン事業は、日本の文化をもっと外国に広めていきたいと考えたものです。輸入に比べ利用が少ないとされている国産の木材を用いた製品や、伝統工芸品などを扱っています。

多岐にわたる商材。大型紙相撲はホテルの子ども向けコーナーのアクティビティとして提案するものだそう

ロシナンテスの支援をしてみてどうでしたか?

ロシナンテスさんは、定期的に報告会を開催するなど詳細に活動報告をしている点が良いと思います。ニュースなどでは知ることができない、現地でしか知りえない情報なども教えていただけるのが興味深いです。

ザンビアでは、いまだに水や電力が不足していることや、靴がなく裸足の子どもたちがいることなどを見聞きしました。たまたま私たちの住んでいるところが恵まれているだけなのだから、貧しい地域や困っている人々のために、これからもサポートすることができたらという思いでいます。

ロシナンテスへ期待することやメッセージをお願いします

ロシナンテスさんの働きは、日本だけでなく世界にとっても大切なことであり感銘します。微力ではありますが、引き続きご協力させていただきたいと思います。

ソーシャルビジネス部門は今年で4年目になりますが、新しい商材の検討などやりたいことは尽きません!おしぼり機による寄付の取り組みを継続しながら、弊社としてこれからも何ができるか考えていきたいと思っています。そのために逐一どのような活動をしているのか報告していただけるのはありがたいです。これからもコミュニケーションをとりながら、意識を持って取り組んで行きたいと思います。

シリコンテクノロジー株式会社さま、ご協力ありがとうございました!