サイン
2009年9月7日。
今日、事務所を出る際に下記のものをかばんにしまいました。
硯、筆、墨汁。
覚書にサインをするためです。
うまく事が運べば、3か所で覚書を交わすことができます。
まず、午前中にハルツーム大学医学部に向かいます。
そこで、共同研究および人事交流をする案件に関して、調印を行います。
これは、簡単に運びました。
これで、何をするかというと、日本から学生さんがスーダンに来る際に
大学からの招聘状でビザを取得し、スーダン国内で移動する際には、大学からレターを書いてもらい、
またこの覚書の存在によって、学生がNGOであるロシナンテスとともに行動できるのです。
いかにも煩雑な手続きですが、このようなシステムになっているので仕方がありません。
要は、NGOを訪問すると言ってとんでもない連中がスーダン国内に侵入して、地方へ行って反政府活動を先導する動きをスーダン政府が防ぐためだと思われます。
あくまでも憶測です。
次に、サッカー事業に関して、覚書を行います。
これは、ロシナンテスが監督下にあるHACがサインを拒否したことに始まります。
もうこれは何ヵ月にもなりますが、結局この事業はHACの管轄外であり、この事業を
スポーツ省の管轄下で活動をしてくれというものです。
これは、私のみサインして、残りの二者は明日となりました。
最後は、スーダン大学との覚書です。
これは、地域開発(農村開発)においての共同研究を行おうとするもので、サインをするのではなく
具体的に、どのように共同作業を進めていくかに話がとどまりました。
まあ、ハルツーム大学とのサインがあるから、日本からの学生さんのビザ取得で心配することがいらないから、これはあとでもよいでしょう。
ということで、私の筆が生かされたのは、2回でした。
私の字だけ、でっかく筆で大書されています。
汚い字ですが、日本語の分からない連中に
これはアートだと言っております。
明日は、ぜひともサッカー事業でスポーツ省とスーダンサッカー協会のサインをもらわねばいけません。
お願いいたします。これも、今後の活動において極めて重要です。
これは、また別の日にでも。
川原尚行