特定非営利活動法人ロシナンテス

活動報告ブログ

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スーダン2024.03.14

スーダンの村のリーダーと初めてのビデオ通話!?

昨夜、突然電話がかかってきました。私のスマートフォンにはアラビア語の文字が表れます。

スーダンの北コルドファン州にいるアリさんからだとすぐにわかりました。アリさんは、ロシナンテスが栄養改善事業や井戸掘削、学校建設などを行ってきたオンムサマーマ村のリーダー的存在です。

日頃からチャットでやりとりはしていますが、今回はビデオ通話でした。画面にはアリさんの元気な笑顔があり、子どもたちにも私にきちんと挨拶をさせます。そうです、ラマダンの始まりなのです。「ラマダン、カリーム」と言ってお祝いの言葉を述べます。

今までは、音声が途切れ途切れの中の音声通話しか経験がありませんでしたが、今回はビデオ通話。しかも鮮明です。

映像もくっきりはっきり

アリさんからは、「スターリンクに加入したよ。5Gで通話ができる!!」

これには私も腰を抜かすほど驚きました。

ザンビアでスターリンクのサービスが開始されたことは知っていましたが、それも都市部のみ。我々の活動する地域にはサービスはなく、ザンビアの村落部での1日も早いサービス開始を願っているところでした。

それが、内戦中のスーダンで、それも僻地でのサービス開始です。

昨日は、国連UNFPAのスーダン事務所とオンライン会議をしましたが、スーダン国内のインターネット事情の悪さが重要な議題として上がっていました。世の中、面白いものです。

アリさんが言うには、「ロシナンテスが建てた学校それに給水施設は何の損傷もなく機能している。ラマダンになり、村の人たちそして村外からも多くの人たちが水を求めてやってきている。とても良い水が出てきているので、みんなありがたがっている。日本の皆さま、ロシナンテスさん、本当にありがとうございます。内戦はじきに終わると思う。その時はロシナンテスのみんなに帰ってきて欲しい!インシャアッラー」とのことでした。

アリさんの報告に心の底から喜びを感じると共に、スターリンクの凄さを実感しました。