女子学校完成式準備
この式典は、我々サイドが、村人を鼓舞しようと先に日程を決定しまい、関係者各位に多大なる迷惑をかけてしまいました。
とくに、在スーダン日本大使館には、本当にご迷惑をおかけしました。
まずは、スーダンの業者によると工事は一ヶ月くらいで終了するという甘い言葉を信用してしまったことが原因です。
もちろん、このプロジェクトのために雇用した工事監査人に相談しても、仕事の調子から行って、それくらいで終了するだろうとのことでしたので
いっそう、信用してしまいました。
それが、工事の進展が遅いのみならず、設計とは違って作り出すものもでてきて、それのやり直しを指示したりと
思ってもみなかったことの連続で、遅れに遅れて私が最終チェックしたときに、ようやく工事が完成式までには終了する感じ(これまた甘いか)でした。
式典準備の協議を村のコミュニティーと行いました。
いつものことですが、出たとこ勝負です。
だって、式典当日だれが主賓で来るのかさえ、未だに不明です。
スピーチの順番、大使館へのゲストの紹介などは、彼らが式典に到着してから出ないと出来ません。
それは、理解しているつもりでも、入念に準備を行いたいものです。
今回は、日本人がロシナンテス・スタッフとしてスーダン在住が4名(私を含む)、日本から2名、それに京大の丸ちゃん
そして、写真家の内藤さんです。もちろん日本大使も列席されます。
なので、式典の最初に「君が代」を斉唱することにしました。
もちろん、スーダンの国歌も斉唱されます。
それに引き続き、テープカットで学校に入ります。
群集は、それまでは学校の外で大使、ゲストを迎え入れます。
両国の国旗の準備も必要です。
今まで以上に国旗をつくるつもりです。
アフリカで見る日の丸には、泣かされます。
それから、学校に入るのですが、門がひとつであるので、相当の混乱が予想されます。
村人からの誘導係が必要ですね。
それから式典の始まりです。
スピーチを各ゲストにしてもらいますが、スーダン人特有で誰もが長く話したがります。
次の予定がある大使なので、早くに切り上げないといけないので、短くお願いしますといっても、
まず、聞く耳を持たないでしょう。
そうだ!忘れていました。私もスピーチをしないといけません。
丸ちゃんにアラビア語に訳してもらって、それを言いますかね。
こりゃ、大変だ!
今日のお昼に日本組2名がスーダンに到着します。
今朝は、ロシナンテス・少年サッカースクールに顔を出し、それから空港へと向かいます。
そして、夕方は女子代表チームの練習です。
最後は、スーダン対ガーナのワールドカップ予選です。
式典前に、サッカー三昧の一日です。
そして、明日早朝にハルツームを出発します。
川原尚行