スーダン2023.03.06

美容に良いあのお茶も？日本でのスーダン探し

こんにちは。
今回は日本で見つけられるスーダンの要素をご紹介していきたいと思います。
まずは、スーダンとはどんな国か簡単にご紹介したいと思います。

スーダンってどんな国？

アフリカにあるスーダンは、7つの国と国境を接し、2011年7月に南スーダンが分断独立する前は、アフリカ大陸最大の面積を誇る国でした(*1)。現在はアフリカで3番目に広い国です。また、世界最長のナイル川が流れていることで有名です。

正式にはスーダン共和国といい、首都はハルツームという都市です。国土は日本の5倍程度ですが、人口は日本の3分の1程度です。

かつてはエジプトとイギリスの支配下にあったため、イスラム教のアラブ住民と、キリスト教や伝統宗教のアフリカ系住民が混在しています(*1)。南スーダンが独立してからはイスラム教が大多数となっています。

観光で行く際の見どころとしては、世界最大のピラミッド群であるメロエ島の遺跡や、青ナイル川と白ナイル川が合流する首都ハルツームの地点などは見所です(*2)。

次に、日本で見つけられるスーダンにはどんなものがあるか見ていきましょう！

実は、スーダンの国花はハイビスカスなのをご存じでしょうか？ナイル川沿岸ではアフリカ最大規模の穀倉地帯が広がっており、さまざまなものが生産されています。そしてその内の一つがハイビスカスなんです！

ここで生産されたハイビスカスから抽出されたハイビスカスティーは、日本国内ではそれほど有名ではありませんが、一部のオンラインストアなどで購入ができます。

スーダン国内ではハイビスカスティーはかなり有名で、現地では「カルカディ」と呼ばれるハイビスカスを使ったジュースがポピュラーで、砂糖をたっぷり入れて飲むようです(*3)。

スーダン料理ってあまり聞かないと思いますが、何かイメージできるでしょうか？難しい方も多いと思いますが、それもそのはずで、実は日本ではスーダン料理専門店はほとんどありません。

スーダンで一般的な食材は小麦、羊肉、牛肉、トマト、ごま、米となっています(*4)。

主食として食べられているのはパンで、ほとんどの家庭が買うそうです(*5)。

また、イスラム教を信仰する人が多いので、豚肉や酒類、イスラム法上適切に処理されていない肉や、一部の魚介や生魚などが禁止されています。

スーダンで一般的に食べられている料理としては、

などがあります(*4)。

ここで、日本でスーダン料理を食べられる数少ないお店をご紹介します！

J’s Cafe

こちらは東京の市ヶ谷にあります。スーダン料理専門店ではないのですが、主にイベントと連動した開発途上国のメニューを日替わりで提供しています。また、さまざまなフェアトレード商品も販売しているようです。
JICA 地球ひろば J’s Cafe

過去には、ランチの日替わりメニューとして、「スーダン風　牛肉とオクラのトマト煮」を提供していたこともあるようです(*6)。ぜひ食べてみたいですね！

スーダン出身の全盲の文筆家、モハメド・オマル・アブディンさんは、漢字も諺も親父ギャグも使いこなし、著書『日本語とにらめっこ　見えないぼくの学習奮闘記』（白水社刊）を刊行しました。この本では、来日してから日本語をマスターして文筆家として活躍するまでの悪戦苦闘を語っています(*7)。

いかがでしたか？この記事を読んで、少しでもスーダンに興味を持っていただくきっかけになっていたら嬉しいです！

参考文献
*1：World Vision, “3分でわかるスーダン〜スーダンって、どんな国？〜”, https://www.worldvision.jp/news/works/africa/202009_sudan.html

*2：skyticket, “スーダンにもあるんです！3つの世界遺産をご紹介！”, https://skyticket.jp/guide/90978

*5：スーダン総合情報サイト, “スーダン人の主食を紹介します！！「FOODと風土」”, https://sudantaro.com/foodofsudan/

*6：4travel.jp, “ランチde世界旅行ー２９　スーダン（JICA市ヶ谷）”, https://4travel.jp/travelogue/11479610

*7：じんぶん堂, “盲目のスーダン人が「日本語とにらめっこ」した20年　モハメド・オマル・アブディンさん”, https://book.asahi.com/jinbun/article/14343205