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ザンビア2022.12.23

スタッフに聞く!アフリカ・ザンビアのクリスマス

キリスト教徒が多いザンビアでは、日本人がお正月に家族で神社に初詣に行くように、みんなで教会に行き、家族との団欒を過ごすというクリスマスを過ごします。年始はクリスマスの後に来る形式的なイベントで、年間の家族行事といえばやはりクリスマです。

今回は、現地スタッフのセシリア・チペタ(28)の家庭のクリスマスをご紹介します。チペタ家に限らず、ザンビアの一般的な家庭では、24日に教会に行き、25日のクリスマスを家族と過ごします。

毎週日曜日に行っている教会ですが、24日の教会行事は特別です。たくさんの人が集まり、イエス・キリストの降誕をテーマとした寸劇を興じます。その後に、クリスマスソングを歌ったり、聖書のキリストの生誕の章を読んだりします。

25日は、静かに家族と過ごす日です。セシリアは早くに両親を亡くしていますので、母方の祖母が代わりに面倒を見てくれました。セシリアは、毎年この日は祖母の家に行き、総勢35人ほどの親戚、家族とともに食卓を囲みます。中には、North Western州というバスで10時間ほどの遠方から駆けつけてくれる親戚もいます。

この日の食事も特別です。チキンはクリスマスに欠かせない食べ物ですが、特別な料理としてお米を食べます。普段はとうもろこしの粉から作るシマを食べますが、お米は価格も高く、普段は一般の人は購入しません。クリスマスだけの特別な食べ物です。

食卓を囲んだ後は、音楽を聴いたり、ダンスをしたり、思い思いに楽しい時間を過ごします。まさにクリスマスは大家族が行う一大行事です。

駐在員が話すクリスマスの様子についての動画はこちら。