特定非営利活動法人ロシナンテス

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子どもたちに安全な学び舎を!スーダンの学校建設・改修事業が完了しました

スーダンの中部に位置する北コルドファン州で、学校の建設・改修事業が完了しました。

2023年2月5日に報告会を開催します。ぜひご参加ください!
https://www.rocinantes.org/news/event/?no=146

【事業概要】
●事業地:北コルドファン州オンムダム・ハージ・アハメド地域オンムサマーマ区
●事業内容:小学校の建設・改修
●受益者数:生徒約1200人、教員約20人

主な作業内容
●小学校の校舎2棟を改修、倒壊リスクのあった1棟は新しく建設
●動物の侵入を防ぐフェンスの設置
●トイレ・手洗い場を含む給水設備・焼却炉の新設
●机・椅子の導入

これまで北コルドファン州の村落部で栄養改善事業給水所建設を行う中で、様々な課題が見えてきました。そもそもこうした村落部では、電気や水といった社会インフラの不足、医療アクセスの困難さ、衛生環境とその知識が普及していないなど、多岐にわたる課題を抱えています。

そんな中でも特に厳しい状況にあったのが、学校でした。

・校舎は、激しい砂嵐で基礎が露出していたり、壁が崩壊していたりして危険な状態
・黒板がボロボロで文字が読めない
・学校を囲うフェンスがないためにたびたび動物が入り込み、授業の妨げに
・子どもの数に対して校舎が足りず、外で学ぶクラスがある
・きちんとしたトイレがなく、そのために学校に行きたがらない子も
・手洗い場がなく、感染症対策に課題

こうした状況を改善すべく、校舎の建設・改修やトイレの建設などに取り組んできました。

劇的ビフォーアフター

前回のブログで、工事開始をお伝えしましたが、約半年の工事期間を経て、先月3校すべての工事を終えることができました。スーダンの現地通貨の大暴落、燃料不足と高騰、建築資材の高騰、断続的に続く抗議活動とあげればきりがない程の社会的困難がありましたが、現地パートナーの協力で完成までたどり着くことができました。

ここからは、学校の様子を写真でご紹介したいと思います。

小学校の校舎3棟の建設・改修を行いました。
ボロボロだった黒板も新しくなりました。
手洗い場を新設。右のタンクは、住民がお金を出し合って設置してくれました。
フェンスを設置。トイレも、各校に2棟ずつ新設しました。

現在、11月から12月にかけて実施予定の研修や啓発活動の準備を行っています。地域住民、教員、生徒の代表による学校管理委員会を設けて、各種施設の管理方法や使い方等を伝えていきたいと思います。

2023年2月5日には報告会を開催します。どなたでもご参加いただけます!

日程:2023/2/5(日) 16:00開始/17:30終了

https://www.rocinantes.org/news/event/?no=146