近所の居酒屋
昨日は、チャリティーウォーキングで大人15名、子供3名(1名は胸の中)の参加をいただきました。
あいにくの雨の中でしたが、これも趣だとおもい、学生時代のラグビー以来のずぶ濡れの良い体験でした。
私の小学生時代の遊び場のコースでしたので、私は一人悦に入り、雨の中うきうきしておりました。
そして、小学生時代の友人の家を訪ねて
昔ながらに
「?くん、あそぼ!」
と声をかけて回りました。
あいにく、私の友人は、もうふるさとを離れていってしまいましたが
ご両親は、まだ健在で
「川原君ね?、久しぶりやね?」
といって迎えてくれました。
そして、猪倉の地名の通り、猪が出る峠を越えていきました。
峠の途中、竹の葉が道のみでなく山の斜面一面に降り積もっており、
これがなんとも言えず、素晴らしい一枚の絵のようでした。
私は、絵は上手ではないのですが、この光景は私の胸にしっかりと刻みこめられました。
晴天ではなく、雨天での山の光景は、格別のものでした。
参加してくれた小学1年生には、つらい行程だったのか、泣き出しましたか
これも勉強ですね。
泣いても、どうしても車は来ない山の中です。
自分の足で歩くしかないのです。
そして、やっとのことでたどり着いた「あじさいの湯」
で、一風呂あび、あとはビールをいただき、
極楽そのものでした。
私のわがままから、行った今回の行事でしたが、皆様にも楽しんでいただけたようです、もちろん、私も楽しかったです。
さて、その次の日、朝から家族のための食事を作り、事務所に向かい、そして福岡の大学に行きました。
大学では、予定より、いろんな方との話が続き、北九州への帰りが遅くなりました。
そうです、今日は家内とデートの約束をしてました。
明日から、長期の遠征に出ますし、もうゆっくりとした時間が持てないので、
家内と約束したのです。
子供には悪いのですが、ご飯を食べさせ、
「お父さんたたちは、デートしてくるね」
といって、家を後にしました。
すし屋に行ったのですが、そこは休みで
仕方なく、近くの居酒屋に行きました。
このお店は開店してから15年もたっているようですが、私は初めてでした。
話をしていくと、地元の話でずいぶんと盛り上がりました。
「あんたは、本当に地の人やね」
と店の親父さんと話していると、そこにいるお客さんも話に参加してこられ、
話していると、近くの開業医の先生でした。
わたしの 小学校、中学校、高校の大先輩でもあり、
ずいぶんと杯を重ねていきました。
その開業医の先生は地域医療を一生懸命にされています。
私は、本当に尊敬します。
私の留守中に私の家族をよろしくお願いしますといって、
家に帰りました。
すると、ラグビーの練習を終えた息子が、
「今日、あの居酒屋におったやろ」
といいます。
どうも、学校からの帰りに、この居酒屋の窓をのぞいたようです。
街中にある大手チェーン店の居酒屋と違って、このように地域に根ざした居酒屋さんの
価値というものを再認識しました。
居酒屋のおかみさんも、高槻小学校の大先輩でしたから。
また、行きたいと思います。
昨今は、このような郷土愛に燃えております。
川原尚行