新年あけましておめでとうございます。
新年あけましておめでとうございます。認定NPO法人ロシナンテスの川原です。
皆様方からの応援に心から感謝を申し上げます。
昨年10月にスーダンで軍事クーデターが起こり、ご心配をおかけしましたが、スタッフともども無事であり支援活動を継続させることができております。政治的に落ち着きを取り戻していませんが、安全には最大限の配慮を行いながら、本年も事業を行って参ります。
今年は、巡回診療の仕組みを整え、診療所建設も行ったハルツーム州のワッド・シュウェイン村で水事業を行います。劣悪な環境下にあるハフィール(ため池)で、現地にある素材を生かして最大限できる衛生的な環境を作り、地域住民に安全な水の提供を行う予定です。
そして、これまで栄養改善事業、給水所の建設を行った北コルドファン州オンムサマーマ地域では、老朽化して壁がなくなった校舎や木の下で授業を受けている子供達のために新しく校舎を作る予定です。
ザンビアは、昨年新大統領が民主的な選挙後に選出され、現在経済の立て直しに懸命になっています。ロシナンテスの活動としては、中央州ムワプラ地域で、妊婦さんが安心して出産を迎えられるマザーシェルターの建設が完了し、ヘルスボランティアの育成なども含め妊産婦さんの健康管理に努めてきました。年末にはオミクロン株の蔓延が懸念される中でしたが、小型超音波診断装置の導入を行うことができました。
今年は、マザーシェルターに提供するための水、電力の確保のために、井戸を掘りソーラーパネルの設置を行います。また、小型超音波診断装置のさらなる普及を行い、お母さんと子供の命を守っていきます。
今後は、地域医療を充実させることとコミュニティ開発(水事業、教育事業、人材育成など)を継続するとともに、イノベーティックな技術を地域医療に取り入れることができないかを模索していこうと考えています。開発中の技術もあるために、今すぐに導入することはありませんが、将来的にアフリカの地域医療に貢献できると信じて準備を進めていきます。
本年もロシナンテスへの応援をどうぞよろしくお願いいたします。
令和4年が皆様方にとって、素晴らしい年になることを心から祈っております。