特定非営利活動法人ロシナンテス

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ザンビア2021.09.05

外観はほぼ完成!ザンビアのマザーシェルター建設の進捗

ザンビアで建設中のマザーシェルター(妊産婦待機施設)が、少しずつ完成に近づいています。

青いトタン屋根がトレードマークです。

妊婦さんが温水を使用シャワーできるように、屋根には太陽熱温水器を設置しました。ザンビアの村落部ではお湯を沸かすのもひと労働となりますが、ここでは産湯などにも気軽に使えるようにしたいと考え設置を決めました。

こちらは建物周辺の通路。土が剥き出しのままだと、雨季には通れないほどぐちゃぐちゃになってしまうこともあるため、車椅子、ストレッチャーが通れるよう舗装しています。(六角形を敷き詰める作業、ちょっと楽しそうです…)

こちらは診療所とマザーシェルターをつなぐ通路です。工事中や完成後に車が通って通路を壊したりしないよう、石を置いています。完成後には医療関連の啓蒙看板などを設置することで車両の通行を妨げられるよう、改善案を検討中です。


同時に、多目的棟の建設も進めています。こちらは、妊婦さんたちが料理をしたり、家族と会ったりするほか、関係者が研修などを開催するなど、自由な使い方ができる施設になる予定です。左奥に見えるのは洗濯場です。

ザンビアでは、都市部でも洗濯機を使用している家庭は少なく、手洗いが主流です。


水を貯めるタンクの櫓(高さ6m)も溶接中。


内部もだいぶ出来上がってきています。残るは水を使うトイレやシャワー室などのタイル張りや排水・配管関連、電気配線、カーテンや備え付けの棚の取り付けと言った作業です。


ムワプラ地域の標高は1,200m以上で、雨季に雷が落ちることも多いことから、避雷針の設置も検討しています。


こちらは工事現場の看板や喫煙所のマーク。中国系の会社さんにお願いしているため、漢字表記がありますね。


建設委員会と今後の運営管理について協議中の現地スタッフ・セシリア。

初代大統領が亡くなり急遽国葬期間がお休みになったり、診療所の電力・水供給や人員確保のトラブルなどで工事が滞る場面もありましたが、建設は今のところ順調に進んでおり、9月末には完成の予定です。