「国際チャリティー・デー」で考える、チャリティーの意味とは?
みなさんこんにちは、インターンの福田です。いつもNPO法人 ロシナンテスを支えて頂きありがとうございます。
さて、突然ですが9月5日は“国際チャリティー・デー”であることをご存じでしたか。
国際チャリティー・デーとは、マザー・テレサの命日にちなみ、ボランティア活動や慈善活動の重要性を伝えることを目的に、2012年の国連総会で定められました。
チャリティーという言葉を私はよく使っているのにも関わらず、その定義をうまく言葉にすることができなかったので、国際連合(United Nation) のウェブサイトの説明を和訳してみました。以下ご参照ください。
チャリティーは、ボランティアやフィランソロピーの概念と同様に、真の社会的結合をもたらし、包括的でより回復力のある社会の構築に貢献します。
チャリティーは、人道的危機の最悪の影響を緩和し、医療、教育、住宅、児童保護などの公共サービスを補うことができます。
また、文化、科学、スポーツの発展や、文化・自然遺産の保護にも貢献します。
社会から疎外された人々や恵まれない人々の権利を促進し、紛争状況における人道的メッセージを広めます。
と、ありました。
私は今までチャリティーとは『お金を寄付すること』、を意味していると思っていました。
しかし、そのお金を寄付してよりよい方向に世界を動かすことに力を動かすだけではなく、『メッセージを広める』 というところにまで意味があることに
改めてその解釈の広さを知りました。
当初私がロシナンテスのインターンを希望したときは、医療が行き届かないところに、『医』を届けるとはどのようなことか、発展途上国の『医療』を知りたい、との思いで門戸を叩きました。
しかし、ロシナンテスの活動において『医』を届けるという活動はほんの一部の活動であり、そこには、安全に暮らすために必要な水の提供や、学ぶための場所の提供、生きていくために十分な栄養の確保の提供といった活動も複合的に行われていました。
つまり、スーダンやザンビアという国をまるごと、今よりも住みやすい国にしていこうという思いがあることに気が付きました。
私はまだザンビアやスーダンには足を運んだことがないのですが、そこで暮らす人たちの情報を、インターンを通じて学ぶことにより、これをより多くの人に知ってほしいと思うようになりました。
それは、”お金を集めたい”という思いのみならず、遠いスーダンやザンビアという国には私たちには想像がつかないような、生活をしている人たちがいて、
その人たちのことを知ってもらうことにより、関心をもってもらい、愛してもらい、困っているときには手をさしのべられるような仲間が欲しいと思ったからです。
ついつい、チャリティーというと、毎月寄付をしなければならないのではないか、なにか大きなことをしなければならないのではないかと身構えてしまいがちなのですが、(私もそう思っていました。笑)、まずはロシナンテスのことを知ってもらう、その一歩が、すでにチャリティーの始まりなんだなと改めて思いました。
今日、この記事を読んでくださったあなたは、ロシナンテスを知っていただいたので、すでにチャリティーをこの9月5日という素晴らしい日にしていただきました!とても素敵なことです。
そして、これからも、無理のない範囲で、自分らしくこうした活動を知り、愛して、そして応援をしていただけたら嬉しいです。