スーダン2021.06.30
明日は休日にします。スーダンのお休み事情
昨夜ハルツーム州の政府から、本日2021年6月30日を休日にすると発表がありました。
6月30日は、1989年に軍事クーデターがあり、バシール前大統領が政権についた日で、スーダンでは革命記念日とされています。
また国民にとっては、2019年の政変が起こった年に「100万人デモ」を呼びかけ大規模デモを行った大事な日でもあります。
こうした経緯から、今年もSNS等で現政権を非難するデモが呼びかけられています。厳しくなる一方の経済状況に人々の不満はたまっており、不満を政府にぶつける場であるデモには多数の参加者が見込まれています。
デモ等は計画されていたものの、お休みの予定ではありませんでした。しかし、治安維持をするはずだった警察が、経済悪化による処遇の悪化や現政権への不満によりボイコットすると訴えていることから、治安状態に混乱が生じるおそれがあるため、急遽お休みとすることにしたようです。
ロシナンテスの職員も、急遽お休みとなりました。(デモ発生の可能性を鑑みて、在宅勤務の予定ではありましたが…。)
日本人からすると、前日の夜に「明日は休日」と発表があるなんて驚きですが、スーダンではときどきこういうことが起こります。休日の予定だったのに、前日に「今年は休みが多いので明日は休日ではなくします!」ということもあったとか(笑)。
私たちもこのおおらかな心は見習いたいところですね。