スーダン2009.02.12
会議
ここ、数日会議の連続です。
ハルツームで日本人のみでの一日中の会議、
ガダーレフでモハメドとハフィーダそれに岩間さんと私の会議、
そして、今日は医療スタッフとの会議です。
以前は、会議なんて・・・という感じでしたが、
今は主体となって会議を催しているため、会議自体が楽しくとても有意義に感じます。
そして、「こんな考えもあったんだ!」とほかの人の意見に目を覚まされたりもします。
それにしても、スーダン人スタッフのモチベーションの高いこと。
これには、こっちのほうが参ってしまうほどです。
今日の医療スタッフとの会議もそうなればよいのですが。
ところで、ガダーレフに来る途中に丸山君(京都大学院生)の研究している村を訪問してきました。
何にもない部屋にポツンとベッドと小さな机があり、哲学の本とアラビア語の本が並んでいました。
「うおー!頑張っているな!」
それしか感想はありませんでした。
彼は人類学を専門にしています。
以前にも書きましたが、経済学や工学などの実際の生活に今すぐに役に立つものでもない分野での研究というのは
軽視されがちですが、この分野こそ人が生きていく上で大切なものを見つけ出すのを手伝ってくれるような気がします。
丸山君のような若者がいる限り、日本も捨てたものではない気がします。
空前の不況と言われていますが、案外次の社会への良いチャンスになるのかと思います。
「生きるとは?」
「人とは?」
こんなことを考える若者が増えてきたら、面白い世の中になってきそうです。
多少、無責任で言っていますが。
では、今から会議に行ってきます。
川原尚行