学校視察
ハサバラ村の学校を視察しました。
以前にも何度か視察していますが、今回は朝の登校風景から見させてもらいました。
男子学校からです。
総勢250名超くらいでしょうか。
先生は7名です。
子供たちが私のところにきて挨拶をしてくれます。
こちらも、とても気分がよくなります。
そして、朝礼が始まります。
私は、朝礼があるのは知らず、驚きました。
全員が輪になって集まります。
おしゃべりをしていると、先生の厳しい声が飛びます。
手には、木の棒が持たれています。
もちろん、生徒を叩くためです。
先生の声に、生徒たちは静かになります。
そして、輪の中に一人の生徒が出てきて、最近習ったことをひとつずつみんなに披露していきます。
それが、数人続き、朝礼は終了し、それぞれの教室に入ります。
教室は静かになり勉強が始まります。
体育の授業もあるようで、外ではサッカーをしているクラスもあります。
男子学校といっても、数名の女子生徒もいます。
なぜだろう、と不思議に思っていましたが、それは女子学校に行けばその訳がわかりました。
女子学校に向かいます。
3クラスがあります。
日本大使館の支援で、5クラス分の教室の増築が建設予定です。
さて、生徒はそんなに多くは集まっていません。
理由は、校長先生が所用で学校にいないこと、
もう一人の先生が、これまた所用でガダーレフに行っていること。
残っているのは、一人の先生で、この先生が3クラスを掛け持ちで教えています。
教える体制の整備が必要ですね。
先生をきちんと揃えておかないと子供たちは勉強できませんね。
男子学校に女生徒がいたのは、そのためでした。
しっかりと、女の子の教育にも力を注がないといけませんね。
建物を建てるのは、簡単です。
その先が、本当の意味での勝負です。
建物を建てたけど、先生はいない、生徒はいない
というようなことは、絶対にあってはなりませんね。
行政とうまくやりながら学校運営をしなくてはいけません。
川原尚行
シェリフハサバラ村の学校建築プロジェクトについては
ロシナンテスHPで活動の様子をご紹介しています。
詳しくはこちら(http://www.rocinantes.org/project/shelif_hasaballa/4/)をご覧下さい。