特定非営利活動法人ロシナンテス

活動報告ブログ

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スーダン2009.01.21

学校視察

20090121kawahara.JPG
ハサバラ村の学校を視察しました。
以前にも何度か視察していますが、今回は朝の登校風景から見させてもらいました。
男子学校からです。
総勢250名超くらいでしょうか。
先生は7名です。
子供たちが私のところにきて挨拶をしてくれます。
こちらも、とても気分がよくなります。
そして、朝礼が始まります。
私は、朝礼があるのは知らず、驚きました。
全員が輪になって集まります。
おしゃべりをしていると、先生の厳しい声が飛びます。
手には、木の棒が持たれています。
もちろん、生徒を叩くためです。
先生の声に、生徒たちは静かになります。
そして、輪の中に一人の生徒が出てきて、最近習ったことをひとつずつみんなに披露していきます。
それが、数人続き、朝礼は終了し、それぞれの教室に入ります。
20090121kawahara_2.JPG
教室は静かになり勉強が始まります。
体育の授業もあるようで、外ではサッカーをしているクラスもあります。
男子学校といっても、数名の女子生徒もいます。
なぜだろう、と不思議に思っていましたが、それは女子学校に行けばその訳がわかりました。
20090121kawahara_3.JPG
女子学校に向かいます。
3クラスがあります。
日本大使館の支援で、5クラス分の教室の増築が建設予定です。
さて、生徒はそんなに多くは集まっていません。
理由は、校長先生が所用で学校にいないこと、
もう一人の先生が、これまた所用でガダーレフに行っていること。
残っているのは、一人の先生で、この先生が3クラスを掛け持ちで教えています。
教える体制の整備が必要ですね。
先生をきちんと揃えておかないと子供たちは勉強できませんね。
男子学校に女生徒がいたのは、そのためでした。
しっかりと、女の子の教育にも力を注がないといけませんね。
建物を建てるのは、簡単です。
その先が、本当の意味での勝負です。
建物を建てたけど、先生はいない、生徒はいない
というようなことは、絶対にあってはなりませんね。
行政とうまくやりながら学校運営をしなくてはいけません。
川原尚行
シェリフハサバラ村の学校建築プロジェクトについては
ロシナンテスHPで活動の様子をご紹介しています。
詳しくはこちら(http://www.rocinantes.org/project/shelif_hasaballa/4/)をご覧下さい。