少年サッカー教室
昨日、ガダーレフから車を走らせハルツームに戻ってきました。
休む間もなく、ミーティングです。
そして、本日少年サッカー教室開講のための記者発表です。
ロシナンテスの誇るスポーツ隊長である三田君がスーダンの少年の育成のために
構想を練って、今日の発表にこじつけました。
なお、岩国ライオンズクラブからボールとTシャツの寄贈がありました。
工藤前会長、玉田会長以下岩国のLCメンバーの皆様本当にありがとうございました。
私のスピーチは、アラビア語で行いました。
現在、居候中というよりロシナンテスの構成員となっている丸山くんに
アラビア語に訳してもらい、それを読み上げました。
司会者から「ニューアラビック」と言われましたが、まあ大声を張り上げただけあって
好評を得ました。
記者発表には、子供たちにも参加してもらいました。
彼らは正式には教室員ではないのですが、その候補として参加し、代表者にスピーチもしてもらいました。
その子供たちには、日本で購入してきた日本サッカー協会のオフィシャルTシャツを着せました。
さて、なぜロシナンテスがスポーツもやるのでしょうか?
スーダンでスポーツを支援しているNGOはありません。
世界的に見ても数は少ないと思います。
スーダンは、内戦を長年やってきており、今なおダルフールでは民族紛争が起こっています。
そのようななか、直接被害にあい苦しんでいる人々を助ける方法もひとつですが、
国民に夢を与えるということも必要かなと思います。
その意味で、子供たちに夢を見てもらおうと思ってスポーツ事業を始めました。
遠回りかもしれませんが、いつの日かスーダンで紛争の終結する一助になってくれないかという願いもあります。
今後も温かく見守ってください。
さて、なれないアラビア語を話し、くたばりかけていましたが、
夜は日本大使公邸で天皇誕生日レセプションがあり、それに出席しなければいけません。
今日は、私がドライバーで酒を飲みませんでした。
霜田君や、のんちゃんはしたたかに酔っているようでした。
明日は、またガダーレフに朝早く移動です。
夜にはロシナンテス・スタッフの結婚式に出席します。
そして、その次の日は、大使がハサバッラ村に来られます。
まったくもって、忙しい日々です。
川原尚行