スーダン2008.10.05
リーシュマニア4
霜田君は車をハルツームに向けてぶっ飛ばしてくれています。
その日は、ラマダンの最終日にあたり(このブログとは若干のタイムラグがあります)
首都のハルツームから地方へ向かっての帰省ラッシュです。
首都へ向かう我々の車線は混んではいませんが、時々無理な追い越しをする車が
こちらの車線にまではみ出てきて、危ない思いをします。
途中、大きな事故を見ました。トラックとバスが完全に燃えていました。
そうならないように、パトカーがバスを先導していきます。
パトカーの後ろに百台くらいのバスが連なり、一団をなしています。
霜田君は、慣れた様子で、車を走らせます。
無事、ハルツームに着きました。
早速、その専門医の先生に連絡を取ります。
「あと一時間待ってくれ」
一時間後、連絡すると
「もう一時間」
結局5時間くらい待ったでしょうか、まあこれくらいのことはスーダンではよくあることです。
足は、今までで一番腫れていたでしょうか
「これは、リーシュマニアかどうかわからないなぁ、とりあえず抗生剤を使ってみよう。
そして万が一、リーシュマニアの治療を行うのに備えて肝機能検査をしてきましょう」
明日から長期の休みである。
すべての動きが止まるのであるから、仕方がありません。
とりあえず、薬局に行き、抗生剤を買い、服用を始めました。
それにしても、霜田君のセーフドライブで無事にハルツームに帰ってこれたことを
喜びましょう。
イード休暇は、足の病変と霜田君とのお付き合いになりそうです。
川原尚行