特定非営利活動法人ロシナンテス

活動報告ブログ

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スーダン2008.07.29

一泊二日千キロちょっと

岩間さんが調子が悪いといいます。
それまでは、カレーを作ると朝昼晩と3杯大盛りを食べていたのが、食欲がなく、さらに口内炎ができており、いっそう食べられないと言います。
熱は37度を超えたり、超えなかったりです。念のため、マラリアチェックをすると陰性です。
翌日も、調子が悪いというので、病院で血液検査を行いました。
マラリアは陰性ですが、腸チフスが陽性と診断されました。
私も春先にやって、大変辛い思いをしました。
それだけに、岩間さんが辛いのもよく理解できます。
予定では、診療所のある村に行って、学校建設のための最終の詰めを行い、村人を連れて首都のハルツームに向かう予定でした。
また、診療所の運営のために、行政との話し合いも予定していました。
しかし、病気の岩間さんを一人にするわけにもいかず、ハルツームに滞在しました。
今日は、朝から、岩間さんが好きなカレーライスを大量に作り(岩間さんごのみのスープカレーです)、ご飯も大量に炊きました。ここ最近、土鍋で炊くご飯は失敗してコゲばかりでしたが、今日はうまくいきました。
岩間さんも、3杯とはいかないまでも、カレーライスを1杯美味しそうに食べてくれました。
この作り置きで、2日分の食事にはなるでしょう。
私は今から診療所へ向かいます。
明日、村人を連れて戻ってきます。
これは、今村での学校建設のために日本大使館に草の根無償資金援助をお願いするためです。ロシナンテスが裏方に回って、村のコミュニティの名前で申請します。
だから、村人たちを大使館に連れて行かなくてはいけません。
英語での申請書ですが、これをモハメドくんのアラビア語に訳してもらい、それを村人に配ります。もう、何度も話し合いをしていますが、文章でも最終的に渡します。
そして、各人が頭の中にプロジェクト内容を詰め込んで、大使館へと向かいます。
私は、大使館に連れていくだけです。
大使館の職員の人に、村人たちにどんどん質問をしてくれるようにお願いしましょうかね。
岩間さんの快復とこのプロジェクトがうまくいくことを望んでいます。
川原尚行