特定非営利活動法人ロシナンテス

活動報告ブログ

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スーダン2008.07.07

会計担当のつぶやき

帳簿のつけ方を指導するのが一苦労だ。
ロシナンテスは事務所と活動地が離れている。
事務所は首都のハルツームとガダレフ州の州都にそれぞれある。
活動地はガダレフ州都から約100kmのシェリフ・ハサバラ村。
村には普段4泊5日の泊りがけで行き、週末にガダレフに戻ってくる。
なので村に行くスタッフにお金をある程度預けなければならない。
そこで出張精算用の帳簿を作って、それにつけてもらうことにしている。
ところが驚くような書きぶりである。
数字を二重線で消して、新しい数字を横に書き込む、
その新しい数字も二重線で消して、別の数字を上に書き込む、
なんてことは朝飯前。
金額欄にお釣りをいくらもらっただのメモ書きがしてあったり、
見ずらいことこの上ない。
一方、摘要欄の書き方は非常にシンプル。
たった一語、英語で「ペーパー」としか書かれてなかったり。
(トイレットペーパー、それともプリント用紙?)
またまた一語、「トランスポート」。
(どっからどこまで、誰が?)
一番驚いたのは、金額欄に一桁の数字が左詰めで書かれていたこと。
欄に数字を記入するときは右詰めが世界の常識、
などという自分の認識の方が甘かった。
そこで帳簿の書き方説明書を作る。
「金額欄に数字を書くときは、桁を揃えて右端に記入して下さい」。
それから5ヶ月近く。
今日も帳簿に、左端に書かれた一桁の数字を見つける。
まあ長い目で、じっくりとやっていくしかないでしょう。
ちなみに帳簿指南に苦労している相手は、スーダン人スタッフではない。
あるスーダン人スタッフなどはロッシー日本人スタッフの誰よりも上手な字で、
整然とした帳簿をつける。
苦労している相手はロッシー日本人スタッフの一人、
自称「ブログの女王」である。
ただでさえ暑くて頭がボーっとする環境。
面倒な数字を扱う作業からは出来るだけ解放してやりたい。
だが会計担当がずっと村にいるわけにもいかない。
ある程度はやってもらわないと仕方がない。
今頃また帳簿と悪戦苦闘しているのであろうか。
がんばれ、女王様!
ロッシー会計担当