特定非営利活動法人ロシナンテス

活動報告ブログ

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スーダン2008.06.19

サッカー以外で大事なこと

皆さん、こんにちは。今月末に行われる、ワールドユースアフリカ予選大会に向けて、20歳以下代表チームは練習を続けています。試合前に国外、国内で合宿を行おうと計画していました。独特な環境にあるスーダンから離れ、気候や環境のいい場所でよい経験を選手につませ、敵地での戦いに備えるために海外での合宿を行う予定で話が進んでいましたが、予算の都合で実行できませんでした。それならと国内に切り替えましたが、国内にも地方にはスタジアムなどいい環境でサッカーが出来る場所がハルツーム以外には少なということで、結局アカデミーで行うことになりました。
そこでアカデミーで準備を進めようとすると、何部屋かのベットやファンがすでに故障しているため、使えない部屋があることや食堂の皿や食器が前回来たチームにほとんど持っていかれてしまい!?食器などが揃っていないことなどから宿泊がアカデミーでは難しいということになりました。 宿泊は近くのユースホステルを借りてアカデミーで練習を行うということで、当初の予定より3日遅れて幾多の難関?を乗り越えやっと合宿が出来ることになりました!

アカデミーも創立から2年目なのに、すでに物が早く壊れたり、あるはずのものが無くなっています。 練習後にも飲んだペットボトルやビニール袋などもその辺にポイ捨てです。使っているチームの指導者のマナーが備わっていないことが大きな原因です。個人的にはサッカーマンとしてグランドにごみを捨てるということは普通なら出来ないと思いますが・・・。
日本にいるときにサッカー日本代表の岡田監督の講習会を聞きに行きました。色々な話の中で一つの話を思い出しました。
「弱いチームと強いチームはクラブハウスに行けばすぐ分かる。強いチームのクラブハウスは常にきれいに手が行き届いていてきちっとしている、弱いクラブはそういったところに手が行き届かない。そういった環境で練習をしていても強くはならない。」
強いクラブは、クラブの人が自然に自分のクラブを強くするという心理がそこに現れていてしっかり管理ができているといことではないかと思いました。
これは日本人的な考えかもしれないですが、スーダンのサッカーにも当てはまるなと思いました。スーダンフットボールアカデミーを利用する人たちは、まだそういった心が育っていない現われなのではないかと。これがすべてではないと思いますが、サッカーだけでなくこういった教育も大事にせねば!とグランドに捨てられているゴミを見ながら考えました。