特定非営利活動法人ロシナンテス

活動報告ブログ

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スーダン2007.04.26

昼の室温44度

コピー用紙を4束、
3600ディナール分の買い物をして、
4000ディナールをレジで出した。
お釣りは400ディナール。
しかし細かいのがないと言って
店主は僕に500ディナール札を差し出した。
次に何か買うときに、100ディナール多めに払ってくれればいいと笑う。
けれど家から遠いその店を僕が訪れたのは初めてであり
今後もそこに行く機会はおそらくないであろう。
店主は「まあ気が向いたらでいいよ」と言う。
すぐに僕は100ディナールを手にして戻ってきた。
彼は驚いた。
「うわ!ほんとに持って来たの?気にしないでもよかったのに」
昔シリアでもそういうことがあった。
パンを買ったとき、店には小銭が足りなくて
僕は多めにお釣りをもらった。
それで僕は、明日また来ますと言うと
「あはは。また来ることがあったらでいいよ」と親しげに流された。
次の日に約10円を返しにいくと
「えええ?ほんとに来たのかい!」
もともと定価という概念が薄い地域であり、
(おそらく)大まかな会計で運営されている小さな商店では
小さな額は計算に入れてないのだろう。丼勘定。
とはいえ、今後も多めにお釣りをもらったら僕はやはり返しに行くだろう。
荒井繁