若きラガーマンの感想文をご紹介
早くも1月が終わろうとしていますが、あらためまして本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
年末年始を日本で過ごし、いくつかの仕事を終えて、スーダンに帰任しています。
スーダンは、昨年末から物価が高騰、特にパンの値段は3倍にも跳ね上がり、普段はおとなしいスーダンの人たちもデモを行うようになりました。現在も断続的に行われており、先週末には大規模なデモも実施されました。
混乱のさなかではありますが、来月には北コルドファン州に出張予定です。スタッフの安全に最大限の注意を払いながら、活動を続けていきます。
さて、先日、長崎市西端にある野母崎中学校で特別授業を行いました。学校の運動場の前には大きな海が広がっており、こんなところで勉強できれば、心豊かに育つだろうと感じる環境でした。
長崎とのご縁は、2011年に訪日した南北スーダンの子供たちが、平和学習のために訪問したことから始まります。東日本大震災で被災した子供たちとの交流のために東北を訪れていたスーダンの子供たちを、長崎にも連れて行ったのです。このことがきっかけとなり、長崎の小中学校から時々特別授業の依頼をいただくようになりました。
この日は全生徒70数名が小さな音楽室に集まりました。生徒さんたちに講演のお手伝いをお願いしたところ、大きな体格の男子生徒が手を挙げてくれました。聞けば、ラグビーをしているとのこと。私もラグビー経験があるので、とてもうれしく、「どう思う?」「君ならどうする?」などと彼に話しかけながら講演を進め、楽しい時間を過ごすことができました。
講演の時の私を見つめる彼らの輝ける瞳が今でも脳裏に焼き付いています。
スーダン帰任後、学校から感想文が送られてきて、とてもうれしく拝見しました。本当はすべてを紹介したいのですが、校長先生からの許可を頂いて、ここでは若きラガーマンの感想文のみを紹介します。
中学生たちのあたたかい応援を胸に、今後もスーダンで頑張ります!