スーダン事務所着任のご挨拶【令官 洋子】
はじめまして、こんにちは!
渡邊の後任でスーダン事務所に着任しました令官洋子(れいかんようこ)と申します。
スーダン共和国に来るのは今回が2回目。1年前にも訪れ、明るく強い日差しと砂埃舞う中、すれ違う人々の優しい笑顔に魅せられました。その反面、スーダンではインフラや行政サービスが十分に整備されていないため、自身や大事な家族の健康を守ることが難しいという現実も知りました。この度、より多くの人々へ「医」を届けたいと思い、この地に戻ってきました。
ハルツームには、1年で大きな変化を遂げている部分もあります。1年前のここにはなく、今あるもの、例えばTirhal。以前、ロシナンテスブログでもご紹介した、最新のテクノロジーを生かしたタクシーの配車システムです。首都ハルツームでの暮らしは日々、快適さを増しています。
しかし、地方の暮らしはほとんど変わっていません。数時間かけて水汲みに行っても不衛生な水にしかアクセスできず、病気になっても移動可能な範囲に医療施設がなく何もできない。そんな状況が続いています。
着任挨拶をした日、ローカルスタッフのイスマットからメッセージがありました。
”One for all, all for One. This is the slogan of Rocinantes.”
ひとりでは微力なロシナンテですが、お互い支えあってロシナンテスになれば大きなことができるはず。わたしたちスーダン事務所のロシナンテスも、一人一人の持ち味を生かし、お互いに支え合いながら、スーダンの医療状況向上を目指して日々前に進んでいます。
最後に、ロシナンテスを支えて下さる皆さまおひとりおひとりにこの場をお借りし厚くお礼申し上げます。皆さまよりいただくご支援を少しもむだにすることなく届けるのがわたしたちのミッションです。行くぞ、ロシナンテス!