特定非営利活動法人ロシナンテス

活動報告ブログ

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スーダン2008.04.12

卓球大会その2

あ、題名間違えました。
本当はスーダンの日本大使館で行われた安全対策会議にロシナンテスより参加させて頂きました。
そのオプションとして卓球大会があったわけです。
で、それのご褒美、、じゃなかった親睦をこめて食事会もありました。
私のコメントはいつも食べ物か卓球かどちらかですが、きちんと仕事もしていますのであしからず。
カルツームはまだまだ他のアフリカの首都と比べても治安がいいように思います。
人もとても温かいし、でも実際国の情勢が不安定なのは確か。
まずは安全第一に活動していきたいです。
、、でお待ちかねの(誰も待ってませんか)卓球の結果ですが、今回は霜田さんとのダブルス。
色違いのロシナンテスTシャツで、打倒大使館!打倒JICA!!を掲げて挑みました。
一回戦二回戦とも、順調に勝ちました。
そして準決勝、順調に決めていた霜田さんがばてている。。
私たちの夏が終わり、3位決定戦ではもちろん勝ちました。
はじめてのダブルスのわりには上手く出来たと思います。
楽しかったです。霜田さん、企画していただいた大使館の方、どうもありがとうございました。
ちなみに優勝はJICAチームでした。
すこし、活動の話を書きます。
こないだ生後4ヶ月の子供をつれ母親が診療所に来ました。ミルクを飲まないという母親の訴えに対し、よく観察すると、出ないのは母親のお乳でした。
ORS(栄養ドリンク;粉を水に溶かして子供に与える)を飲ませてみると元気いっぱいに飲みます。
提案として、近所や姉妹でお乳の出る人がいたら分けてもらってと母親に促すも、母親は『お乳の出る人は周りにいない』の一点張り。
村では子供がたくさんおり、お乳を飲ませてる母親はたくさんいるはず。
でも、こんなに頑なに拒否するということは、もしかしたらお乳が出ないことは恥じることでそれを周りに悟られたり、夫に悟られるのは辛いことなのかなって、思いました。
女の人は男の人のいる前であまり本心を話してはくれません。
途上国や、水事情の悪いこの村でも粉ミルクは使えません。清潔な水でミルクを作らなければ意味がないし、そんな方法は村の女の人は知りません。
色んな問題にいつもぶち当たります。どうしようもないことや、日本では考えられない医療現場を見ます。
私には比べれる日本の医療現場と少しの経験があるけど、ここの人はこれを当たり前として育ちました。
私は全く偉くないし、日本での看護の経験もまだまだです。
だから、彼らと同じ目線で、ここにある物資と使えるもの、そして振り絞ったアイデアで前よりもほんの少しでいいから良くなったねって言ってもらえるような医療のアドバイスができたらと思います。出来る目の前のことを少しずつやっていって、いつか振り返ったとき、何かが変わってますように。
もう少しこの地で頑張りたいです。
向井