スーダン2008.04.09
村人との寄合い
村に、井戸があります。
水をくみ上げてタンクに貯めて、給水するシステムです。
そのタンクが老朽化して水漏れが激しく、全く貯水することができません。
そこで、新しく貯水タンクを設置しようと試みています。
まず村人とのミーティングを持つことにしました。
いつもは、村の代表者であるハサンに頼んで村人を集めてもらっていますが、
今日は救急車にある放送システムを使って、村人に直接訴えることにしました。
村のロシナンテス・スタッフであるファティラハマーンに運転と放送を行ってもらいました。
私は助手席で村人に手と笑顔を振りまきました。
雨の降る中でしたが、多くの村人が集まってきました。
いつもは、村のコミッティーメンバー(運営委員会)で話し合いを行うのですが、
今日は一般参加を受け付けました。数十人に村人が集まりました。
そこで、貯水タンクを新規に建設したいが、ロシナンテス単独では行いたくない旨説明し、
村人との協力を要請しました。
村人から少額でも資金を集めて、ロシナンテスと村人との共同作業を行いたいと考えました。
村人から「それは当然だ」との意見が全員一致で決まりました。
明後日に村の代表者数名と州政府にある水管理事務局にその旨を話に行きます。
このような会議を持ち、村人の息吹を感じることができました。
難を言えば、私は英語でしか、このような場で英語しか話すことができないことです。
アラビア語をもっと勉強しましょうかね。
川原尚行