アルハムダ村に二棟目の診療所が完成!
さて、スーダンから嬉しいお知らせがあります!
皆様からご支援いただき、建設が続けられていたアルハムダ診療所が、ついに完成致しました。
現地で撮影しました動画をどうぞご覧ください!
12月21日にロシナンテスのスタッフ、保健省のスタッフ、それに担当した建設業者とともにアルハムダ村に確認に行きました。
首都のハルツームから、車で1時間半ほど舗装道を飛ばします。
ハルツームから離れるごとに民家が少なくなってきます。
途中から舗装道がなくなり、オフロードを走ります。
広がる潅木、それに赤茶けた土と砂の中、数キロ、あるいは十数キロ離れての集落が存在します。
首都に近い集落では、電気が通っているようですが、離れるごとに電気もなくなってきます。
1時間ほどオフロードを走らせたところにアルハムダ村があります。
ここは、電気が通っていません。
村の中心に学校があり、子ども達の姿が見えると、元気な声が聞こえてきます。
その学校の近くに、見事に完成した診療所がありました。
3ヶ月前まで何もない状態でしたが、基礎工事が行われ、それからレンガを一つ一つ積み上げ、建物が徐々に形になっていきました。
1ヶ月前までは、建物がレンガで作られているのが確認出来る状態でしたが、完成時には完全にレンガは見えなくなっており、その代わりに床はタイルが敷かれ、壁は綺麗にペイントされていました。
この診療所の建設にあたり、一体いくつのレンガが費やされたのでしょう。
おそらく何万のレンガだと思います。
皆さまのお気持ちが、一つ一つのレンガになって、ついに診療所となりました。
実は、この診療所建設にあたって村の人たちも、多くのレンガを寄付してくれました。
その意味で、日本の支援して下さった方々とアルハムダ村の人たちの気持ちが一緒になったレンガで、この診療所は成り立っています。
そして今回、診療所建設にご支援いただいた方々のお名前を刻んだプレートを日本から持って行き、
どこに掲げようかと村の人や保健省のスタッフに聞くと、
「支援してくれた方々の名前なのでしょ!当然、真正面に掲げましょう」
とのことで、正面の壁に釘で打ちつけました。
村の人たちが、一人一人の名前を読んでいきます。
それを聞いていて、日本とスーダンの距離がすごく近くなったと感じ、喜びが心の底から溢れるようでした。
ロシナンテスから、今回の診療所建設にあたりご支援下さった方々へお礼申し上げます。
今後も、ロシナンテスは地域医療をさらに充実させていくために邁進していきます。
どうぞ、よろしくお願い致します。
そして、良いお年をお迎え下さい!