スーダン2008.02.12
スーダンサッカー事情
スーダンサッカー協会から要請を受けて、ユースコーチのためのコーチの実地研修を行っています。
スーダンには前にもお伝えしたかもしれませんが、すばらしい経験、実績をつんでいるコーチから
自称コーチまでたくさんいます。たとえば練習があって、クラブハウスに行くと地元の男達がクラブハウスに
トランプやドンジャラのような遊びをするために集まってきます。その人たちの大概は自己紹介すると、
「コーチの○○です。」といいます。
ですから、クラブハウスにいる人の名前を忘れてしまっても、「こんにちは。コーチ」といえば問題ありません。しいて言えば、それだけサッカーが人気があるのでしょう。
先週の金曜日朝8時半から毎週1回、全5回の研修を始めました。
休みの日の早くから、30人以上のコーチが集まってくれ、
そして真剣に研修に参加してくれます。こちらには、アラビア語のサッカーの教科書などもなく、
国が大きいことから情報が伝わり難く、日本のような一貫した指導指針もありません。
ですから、テレビでの衛星放送の試合は彼らにとっては重要です。
最近はアルジャジーラ・スポーツなどで、日本の試合なども放送していることから、
日本が中東の国を倒して活躍していること見て、日本のサッカーの発展についてもスーダンではよく知られています。国の事情や環境が違いますから、
日本のやり方をそのまま持ってくるのは難しいと思いますが、
スーダンと日本のいいところをミックスしながら技術移転できればと考えています。
三田 智輝