スーダン美容事情
スーダン人はおしゃれです。
身だしなみにも人一倍気を使っています。
衣料は下着まで ばっちりアイロンをかけます。
ジーンズもアイロンです(笑)プレスです。
ハルツーム内の話しか知りませんが、
男性は日本のように美容はあまり興味なさそうです
しかし一日2回はシャワーをし出かける前には香水をつける。
こんな身だしなみは当たり前です。
さて、女性はどうでしょうか?
娯楽が少ないスーダンでは、1におしゃべり2におしゃれです。
とっても盛んです。
いくつかご紹介しましょう。
ヘンナと言われる髪の天然染料(日本では へナと呼ばれています)
ミソハギ科の低木で古くから髪の毛や爪を彩色するためのカラー成分剤として使われてきました。
あのクレオパトラもへナで爪を染めていたとも言われています。
それで髪の毛を黒く、茶色く、赤く変えることができます。
それを濃いめに調合しインクにして
手や足に絵を描きます。
いろんな模様があり自分でチョイスします。
若い年齢では、腕や足首、首筋などが流行です。
簡易タトゥーですね。
脱毛処理
日本ではシェーバーやテープなどが主流ですが
もちろんスーダンにもあります。
しかし伝統的な方法 <ハラワ>と言うのが主流です。
ハラワとは<甘いもの、スイーツ、キャンディー>と言う意味です。
それとどう脱毛と関係があるのか???
それは脱毛処理の原料が砂糖でできているからです。
<ハラワ>はキッチンで簡単に作れます。
ただただ水と砂糖を煮詰めます。配合がポイントですが
うまくいくと、手で取れ感触はスライムのちょっと固めと言う感じです。
肌に引っ付きそれを外すと体毛がハラワに引っ付きます。
腕や、足にぺタっと引っ付け、剥がすそれの繰り返しです。
スーダン人曰く ハラワ脱毛するときれいに抜け
肌もスベスベになると言うことです。
なるほど、皆スベスベしてるのは事実です。
ヘアースタイル
アフリカならではのコーンロウやブレイズヘアー(編みこみスタイル)
カラフルなゴムをつけて可愛く飾る子供たち。
黒人独自の毛質 毛の量のコンプレックスを隠すために考えられた髪形だそうです。
編みこむ事によりボリュームがダウンできるからです。
昔話では、井戸に付き水酌みの順番を待っている間の暇つぶしに
順番に前の女性の髪を編みこんだといわれそれが発祥だと言う
お話もあるそうです。
コーンロウは
編み上げてできあがったスタイルが「 とうもろこし 」( Corn )に似ていることからこう呼ばれるそうです。
私も時々付け毛を付けてやりますが
これは日本のサロンでやってもらうと2万円以上します。
が、スーダンでは 良くてタダ、お金を払っても1500円程度です。
スーダン女性は、これらのプロフェッショナルを自宅に呼び
話を楽しみながら、おしゃれをします。
お友達も加わることもあり時間がいくらあっても足りないと言った感じです。
娯楽と美容を兼ねた 楽しいひと時なのでしょう。
AKANE