特定非営利活動法人ロシナンテス

活動報告ブログ

ロシナンテスからの活動情報をご案内します。

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御礼 クラウドファンディング

いつも、ロシナンテスを応援して下さり、ありがとうございます!

昨年から始まった、「土とレンガの診療所プロジェクト」

これは、当団体が巡回診療をしているワッドアブサーレ区に3つの診療所を建設するプロジェクトです。
この地域は、東京都とほぼ同じ面積を有しており、そこに診療所がないので、診療所建設は、地域住民の大きな願いでもあったのです。
また、スーダンの建物は診療所も含めて、土とレンガが基本材料となり、一つ一つレンガを積み上げて建物を作っていきます。
日本の皆様からのお気持ちをレンガに変えて、お気持ちを一つ一つ積み上げて診療所ができるようにと、このようなプロジェクト名にしました。

東京都との比較

3つの診療所2

さて、「土とレンガの診療所プロジェクト」基金(レンガ基金)ですが、昨年から順調に進み、アルセレリア村の診療所の建設に着手でき、2016年3月15日に建物が完成し、保健省に引き渡しました。

アルセレリア診療所

現在は、保健省によって医療スタッフのトレーニングを行なっており、8月のオープニングを目指しています。
なお、このトレーニングにはアルセレリアの村民も含まれており、診療所建設がきっかけとなり、住民たちは、自分たちの診療所になると意識を高めていっています。

そして、二棟目のアルハムダ村への診療所建設には、クラウドファンディングに挑戦しました。
私自身、このクラウドファンディングを、よく理解していなかったのですが、はっきりと理解したのは、目標額に達しないと、全く支援は受けられないという明確なルールでした。
目標額を大きく1,000万(診療所建設と医療機材費用)と掲げましたが、どうなるのか皆目見当がつきませんでした。
とにかく、いろんな方に訴えかけ、ご支援を頂くことや、この情報を拡散してもらうことをお願い致しました。

最初は、富士の山を田子の浦から一歩一歩登っていくような感じで、行けども行けども、遠くに頂きを望むしかなく、途中もうだめかと思うこともありました。
しかし、皆様方の温かいご支援が募り、6月に入り、その頂がかすかに見えるようになり、徐々に歩みを速め、ついに達成することができました。
これで、アルハムダ村の診療所の建設が決まりました。

次なる目標を、ワッド・シュウェイン村の診療所と設定したところ、6月30日の期限までに、ほぼ目標額にまで達成することができました。
若干足りない部分は、「レンガ基金」の方で頑張っていきたいと思います。

 ロシナンテスは、スーダンで早速保健省の医師と話をし、今後の進め方を話しています。
スーダンの人たちの気持ちと日本の人たちの気持ちが繋がるように、一つ一つレンガを大切に積み上げていきます。

その様子をまたスーダンから報告していきたいと思います。

今回の「土とレンガの診療所プロジェクト」にご支援下さり、本当にありがとうございました!