スーダン～ラマダン　断食月～

連日の砂嵐しで少し気温も下がりましたスーダンです。
それでも４０℃あります。

今月はラマダン（断食月）です。

ラマダンとは、イスラム暦の9番目の月（今年は6月6日頃から7月5日頃）。
預言者ムハンマドが神からの啓示を授かった、神聖な月とされています。
この月には、日の出から日没まで（スーダン時間　午前５時頃～夕方夜７時頃）飲み物、食べ物、たばこ等一切口にしてはなりません。

この断食には、食べ物のありがたみを知る、貧しい人の境遇に思いを馳せる、忍耐強さを身に着ける、信仰心を高める等さまざまな意味が込められ、世界中の約１３億人と言われているイスラム教徒が一斉に断食を始めます。

もちろん無理はしません、断食をしないで良い人は以下です。
乳幼児（断食が行えるまでの年齢に達していない）　病人、妊婦さん、旅行中（飛行機の中）など様々です。
ちなみに断食を始める年齢に決まりはありませんがスーダンでは
１２，３歳から始めてる子供たちが多いでしょうか。

さて、日没後のすぐに皆で集まって飲食が始まります。

栄養価の高いデーツやヒヨコマメなどから始まり豪華な食事が始まります。
食後にはデザートや紅茶やコーヒーなども楽しみます。
その後も午前５時頃まで飲食等は自由ですのでそれぞれのひと時を
楽しみます。

断食！と聞くと　１日何も食べないのですか？と言う質問もありますが
以上のように日没後～日の出の時間帯は普段生活と変わりません

またラマダンと言う言葉は断食を行う月と言う意味で断食をすると
言う事ではありません。断食はアラビア語で＜サウム＞と言います。

日本ではプチ断食ダイエットなどと言うので知られているかもしれません。

しかし、断食は逆に太る気もします。。。。

あかね＠スーダン