オーラとしわに刻まれた人生
いつも、ブログをご覧いただきありがとうございます。
ロシナンテスが巡回診療事業をスーダンで行うためにはTA(テクニカルアグリーメント:
スーダンで活動するための契約書のようなもの)というものをHAC(スーダンで活動するNGOを管轄する所)
から取得しないといけません。
これが2015年2月で終了し、新たに提出したものが承認されるまでもう少し時間がかかるため、
ロシナンテスとしては巡回診療事業の活動を進める事が出来ません。
今はこれからの準備をしたり、データを収集・整理したりと、今は事務所勤務が続く状態です。
(ただし、問題なくスーダン人によるモバイルクリニックチームはワドアブサーレの村に毎月医療サービスを
届けに行っていますので、ご安心ください。)
この時間を利用して、今までに紹介できなかったスーダンで好きなもの(たくさんありますが)を
ご紹介していきたいと思います。
スーダンの文化はアフリカとアラブが混じっていますが、顔にも独特の味があると私は感じています。
巡回診療で出会った、ワドアブサーレ地区に住むおじいさんですが、
ジャラビアを着て、エンマ(aima:頭に巻いたターバン)をつけて家から出て来られると、
気軽に話しかけてはいけないような・・・不思議なオーラを感じる時があります。
そして特に好きな部分が顔にたくさんあるしわと日本人ではきっと生やせない程ある髭です。
いつも写真を取る時は必ず、とっていいですか?と聞きますが、
ほぼ「言いよ」と答えてくれます。
でも、(上の写真のおじいさんみたいに)みんなあんまり笑ってくれない!!
写真を撮るたびに、この人たちを笑顔にさせることが出来たらと思います。
(写真が得意な方おられましたら、相手にもっと近づける方法や秘訣などありましたら教えて下さい。)
ふかーいしわと何とも言えない味のあるこの顔から、
私が到底知りえない人生を歩んできた事がわかる。
写真のような人に会った時は、ほんとはアラビア語ペラペラにしゃべれて、
自分の言葉で今までの人生を聞くことが出来たら、どんなにいいだろう!!と思う瞬間です。
(アラビア語習っているのですが・・・上達にはまだまだかかりそうです。)
ちなみに、下の写真は理事長 川原が撮りました。
やっぱり、違いますね。
笑顔は世界共通の言葉!いいですね。
巡回診療事業
田中 香子