さて、今回もスタッフ紹介の続きです。

今回は、なかなか日頃スポットライトが当たる事の少ないロシナンテスの縁の下の力持ち。
ドライバーのイスマッドとサッカーコーチのフセイン　カマールの男性2人をご紹介します。

Ismat　Humida（イスマッド フミダ）
ドライバー

スーダンでは砂ほこりや道路が舗装されておらず、
タイヤのパンクやエンジントラブルなど車の修理が頻回に必要になります。
そんな時、活躍してくれるのがイスマットです。

優しい人にはいろいろありますが、イスマッドはスーダン事務所の
女性スタッフ誰もが認める「理想の夫No1」です。

例えば、一緒に買い物に行っても、
「インティサールとタカコは車の中で待っとけ、俺が全部値段交渉してくる」と言って
何軒か店を回り、本当に格安の値段で必要なものを買ってきてくれます。

また、イプティサームがお産の時に陣痛で動けなく、病院の前でしゃがみこんだ時、
横に旦那さんがいるのにも関わらず、「イスマッド！！イスマッド！！」と彼の名前を叫び、
イスマットが抱きかかえて病院に入った事もあります。

（後で話を聞くと、イプティサームの旦那さんは太ってて、
絶対に彼女を抱きかかえられなかったそうです。でも、ちょっと旦那さんの立場ないですよね。）

こんな風に、女性スタッフから本当に頼りにされている彼は、4人の子供のお父さん。
まだ36歳・・・みんなから「おじいちゃん」みたいと、からかわれる事もありますが、
全く気にすることなく、笑っている・・・ほんとに心の大きな人です。

写真は、車の中にインテサール、ラビア、イプティサーム、私の4人がいた時に、
みんなの分の朝ご飯を買いに行ってくれた時のものです。
一度、店に行ったのですが、みんなの希望のご飯がなく何度も1人で往復して、
みんなの注文を取って来てました。

ちょっと怖い顔で、注文を言いつけるイプティサーム。
（ゴメン、イプティサーム！！許してね。）

Hussein 　Kamal（フセイン　カマール）

スポーツ事業担当　サッカーコーチ

フセインカマールは面白い話に事欠きません。
たくさんエピソードがある中で、一番忘れられないのが、麦粒腫（目いぼ・目ばちこ）ができた時の話です。

カマールの右目に目ばちこができたため、病院へ行き点眼薬をもらってきましたが、
目薬を今まで40年間さしたことが無く、自分でするのは怖いから、
目薬を差してくれとスタッフ何人かに頼んでいた事があります。
（結局はフセイン　スレイマンにさしてもらいました。）

また、添付書に「点眼後3分間、目を閉じて安静に横にならないといけない」と書いてるのを見て、
横になっていたのはいいのですが、そのままオフィスのソファーで入眠していたり・・・、
見かねたスタッフが起こしましたが、起こさなければきっと多分夕方まで寝続けたでしょう。

こんな風にマイペースでゆっくりしているので、とっても穏やかな性格で、
ストレスフリーな生活をしていていいなぁと思う事が多いです。
思うがままに、自然に行動する彼をみると、忙しく働いている日本人の多くは
ちょっとうらやましいと思うはずです。

でも、もちろん！！
グランドで子ども達に指導する姿はさすがサッカーコーチと思わせるほどテキパキしてい
て、目つきも違いますし、生徒にもとっても慕われています。

現在40歳　スーダン事務所　男性職員の中で唯一の独身の彼ですが・・・・
ロシナンテス　スーダン事務所みんなが誰かいいお嫁さんを早く見つけてほしいと願ってます。

誰か、いい人いないかなぁ。ねぇ？カマール！！

サッカー練習のあと、ご飯を作ってくれた。フセイン　カマール。

動画はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=hEz0a-gJ7Is

巡回診療事業
田中　香子