学生さん、いらっしゃ~~い
スリルとサスペンスの火曜日です。
最近ネットの調子がすごく悪くてなかなかアップできませんでした
さて、今日は<無東西>が開かれるまでのお話です。
遡ると、去年になります、構想の時点で大学と話し合いの場を持ちました。
<日本の部屋(和室)>を作りそこを図書館と交流の場にします!と。
最初は<素晴らしい!>と賛同を沢山得ました。でも話が進むにつれ皆さん不安な表情を浮かべました。
全て木材ですか?天井は低いのですか?椅子は置かないのですか?靴を脱ぐのですか??!と。
私たちの答えは全て<はい、そうです!!>
歴史があるハルツーム大学は所謂スーダンでの国宝です。
国宝を変えることはできない。責任は誰がとるのですか?などと言われました。
1つ1つ説明し、ようやく理解を得ることが出来ましたがそれでも不安な表情を浮かべます。
まず、木材は大学に施工されているタイルやセメントの比重に比べて断然軽いと現地大工さんが言い切ってくれました。建物が古いので重みを掛けたくないと言うのが大学の主張でした。
椅子は置きません、その代り掘りごたつ型にして足を延ばせるようにしました。
またその掘りごたつを蓋で閉じるようにして大人数にも対応出来るように考えました。
最後まで残った課題は靴を脱ぐ。と言うことでした、相当抵抗があるようでした。
スリッパにしないか?靴に袋をかけないか?等。でも私たちの答えは<NO>でした。
せっかくの本格的な和室です。靴を脱いで体感してもらい、日本の文化に触れてもらうのが目的です。
最後まで靴の解決策は見つかりませんでした。
そして和室も完成し今に至るわけです。
これは今週の風景です。
オープンしてから毎日学生が集まります。
すでに日本語を少し話す学生さんや初めて日本語や日本の文化に触れる学生さんなど
皆興味深く、戸を(これも日本仕様で低く造られています。)くぐります。
こんにちは!!!
さぁ、どうですか
もちろん・・・・・・・・・・・・
靴を脱いで!!!!!
素晴らしい!!!!!!
こうやって慣れない文化に触れてくれる学生さんや関係者さんに感謝です!
今では大学関係者ご自慢の場所になっております。(ほらね。。。。)
百聞は一見に如かず で頑張ります!!!
あかね@ハルツーム