病院支援事業
病院支援事業では、主にハルツーム州にあるイブンシーナ病院にて透析に関する調査・指導を行っております。今回は、先日イブンシーナ病院で行ったワークショップの模様をお届けいたいと思います。
11月12~13日の日程でイブンシーナ病院の別館であるブリーディングセンターの講義室をお借りしてワークショップを行いました。ワークショップとは、勉強会のようなものを想像して頂ければ良いと思います。
今回は、日本の企業にスポンサーをお願いして福岡県にある病院から医師とMEさんを招待して行いました。
目的としては、世界でも最高水準の日本式透析システムを知って頂き、スーダンでの透析を今後どのように発展させていくべきか考えてもらうことでした。
今日は、12日の様子をお伝えしたいと思います。
最初の講義は、福岡県にある病院から招いた医師による透析の基本情報でした。
スーダンでは、血液透析(以下HD)が主流で腹膜透析(以下PD)はほとんど行われていません。
そこで、PDについての説明とPDを取り入れることのメリットなどを説明されました。
受講者たちは、真剣に話しを聞き様々な質問を投げかけていました。
2つめの講義は、同じく福岡県の病院から来られたMEさんによる日本式の具体的なシステムの説明でした。
この講義では、非常に多くの写真を使い視覚的に説明することで、より一層理解できた様子でスーダンでは見られないシステムを非常に興味深く聞き込んでいました。
その後、ディスカッションが行われました。以前日本に行ったことのあるスーダン人MEさんを交え非常に活発な意見が飛び交っていました。
最後に、今回のスポンサーの企業の紹介と製品説明、日本式の器械と海外向けの違いを説明しました。
13日の模様は次回お伝えしたいと思います。