特定非営利活動法人ロシナンテス

活動報告ブログ

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スーダン2008.01.04

化粧

スーダンの女性は非常に美しい。
長い長いまつげ、しかも見事に上に向かって伸びている。
いくら、日本にいいマスカラがあろうとも、彼女たちの天然まつげには
かなわない。
村の女性はファンデーションなどしないが、アイラインをしっかり入れる。
大きな目がさらにくっきりして褐色の肌によく映える。
「エツコォ化粧しないの?」酋長ハッサンの長女ファートマが言った。
「ラ:しない」
「アイライン入れたい?」
「・・・(絶対似合わないからしたくない)アイワ:うん入れたい」
死んだような目をしている私に気づかずファートマが私にアイラインを入れる。
「ププププ・・・」
次女ラーフィアが後ろで笑いをこらえているのがわかる。
「えつこぉジャミーラ:きれい」
「(ラーフィアが笑っているじゃないか)シュクラン:ありがとう」
第一夫人のアフアフがやって来た。
「!」一瞬私の顔を見て後ずさりした・・・が、彼女はやさしい。
「えつこジャミーラ!」
「・・・シュクラン」
「ちょっとつけすぎたみたい」
・・・やっとラーフィアが本音を吐いた
布で目のふちを拭ってくれた。
唾液をつけて、、、。
「まだ多いね」
ファートマも唾液をつけた布で私の目のふちを拭う。
「・・・」
なんだか、目の辺りがパリパリする。
アイラインを二人がかりで拭う。
同時に二人の唾液が顔に塗りつけられる。
「化粧が落ちるから今日は顔を洗わないでね」
「・・・」
それは、約束できない。
「はい、鏡」
「!!」
写真は撮りましたが、お茶の間の皆様に不快を与えてはいけないので
ここでは添付を控えさせていただきます。
私の帰国を乞うご期待・・・。
菅井 悦子