息子の授業参観
今年2~3月にかけてJica九州の集団研修に送り出した
元ハサバラ診療所のDr Nazier
送り出す前
書類の書き方からはじまり、
提出に間に合わない!とお尻を叩けば、
まんまとそんな時期にマラリアにかかって動けなかったこの医師
ほんとのほんとに期限ギリギリの書類提出
あーもう大変だったワタシ!
いつのまにやら周りから彼の「教育係?」と呼ばれ、
あれこれガミガミと、うるさい母ちゃんのように
・・・頭痛かった~
そんな「息子」も研修先の日本では、ロシナンテススタッフや高校生のゼイン君に
サポートされ、本当によくしてもらったようです。
日本の良さに連日感動していました。
日本側からは
講義で「積極的に質問してた」
「ちょっと頼もしくなってたよ」
なんて報告も受け、母安心(笑)
帰国後は、ハサバラ診療所のポストからは離れ、
しばらく首都でスキルアップすべく
「救急医療」の研修を受けていたようです。
が、
先日、
「大学の医学部生に講義をするからベビー人形を貸してほしい」
と言われ、
ナント!
「そーんなことなら人形持って見に行くわ」と、
ベビーとビデオカメラ持って「母」は「息子」の授業参観に
苦労して研修に行かせた息子、
帰国後の研修成果を見せてもらわねば!
ここをちゃんとフォローアップして報告するのが私の役目!
で、行ってきました。
医学部5年生の生徒達。
先日のハサバラのサーベイに参加してくれて顔なじみの子もいました。
日中は試験、その後17時からの講義にも関わらず
50名以上が受講しました。
写真左奥がナジール、立っている学生に事例を話させながらリズミカルに
どんどんつっこみ、皆に考えさせて答えさせる方式。
これ、この人があえている位置もイケテルと思った。
生徒もひきつけられるように皆積極的寝てる生徒なんてひとりもいない!
で、お次はベビーを使っての「少人数制講義」
これも日本で「効果的な教え方」として学んだスキルのひとつと言っていました。
生徒達の真剣なまなざしと、積極的な質問。
この医学生達にも「母」感動
こんな真面目な生徒達が医師になればたいしたもんだ!
日本製のベビー人形が超高性能なのにも、
医学生ビックリ
おかげで本物並みに学べる!と。
このベビーもハサバラで約1年間「ねんこ」させてしまっていたので、
ここで大いに大活躍でき、
「母」感動
ちなみに17時から始まった講義も、↑この時点:既に22時
ひょえ~!
日本の研修で学んだ
「小児の救急処置」、「効果的な教え方のスキル」を生かし、
私達のプロジェクトでしばらく眠っていた
媒体「ベビー」もいかして、
医学生も積極的に学び、
何よりも私にとって印象的だったのは、
「教える側も、教わる側も、enjoyしている!」
ということでした。
「苦労して送り出した甲斐があった」
と思わせてくれた「息子の授業参観」でした。