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スーダン2012.10.18

日本人初! CAF B級ライセンス取得! 2

前回からの続きになります。

【10月11日】

この日は、朝8時から実技講習がありました。

7対7のスモールサイドゲーム。

テーマは、いかにサイドを攻略し、攻撃を仕掛けるかというものでした。

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ビルドアップから、ワイドに開いた選手にボールを当てて、攻撃を仕掛けると言った感じの練習でしたが、あまりにもサイドの選手がフリーになり過ぎてしまう練習で、「試合中、こんなにサイドの選手がフリーでボールを運べるシーンがどのくらいあるのか」と疑問が残るものでした。

話は変わりますが、講習期間中、何が一番きつかったかと言いますと、スーダン人の食生活に合わせなくてはいけないという環境でした。

基本的に、朝食は食べません。まあ、食べたとしても、紅茶とクッキーを口にする程度です。
なので、午前中の実技講習は、力が出ませんでした・・・(苦笑)

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日本で言う昼食の時間帯が、スーダンでは朝食になります。毎日、スタジアム施設の庭で、みんなで食べました。

午後は、ひたすら講義です。

講義後、ほぼ毎日の様に、スーダン人コーチ達とスタジアムで行われたいた地方1部リーグの試合を観戦していました。

メダニにもプロチームが、あるのですが、ここ2,3年で3チームが、プロ1部リーグから地方リーグへと降格している状態です。

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降格するには、様々な問題があると思います。

ただ、試合を見る限り、どのチームもスタイルが古く、現代のサッカーから置いていかれている気がしました。
例えば、スイーパーを置く、といったスタイルなので、相手チームのFWに自由を与え、いとも簡単に突破されてしまいます。

結局、この自由に動かれるスペースを埋めるためディフェンス陣は下がるしかなく、時間が経つにつれ、両チームともに同じ現象が起こり、ものすごく間延びしたサッカーが展開される訳です。

現代サッカーは、よりコンパクトにし、スペースがないと言われているのですが、スーダンサッカーは、間逆を行っています・・・

【10月12日】

この日は、金曜日で、イスラム教は礼拝日になるので、午前、午後とお休みでした。

夕方から明日から始まる、試験問題のくじ引きが行われました。

私の試験問題は、「ディフェンスの種類とその説明」でした。
スピーチ試験問題は、「日本から見たスーダンの育成とは」という特別に用意されたものでした。

この日は、宿泊施設に戻った後、みんな必死に試験の準備を遅くまでしていました。

つづく