指導依頼
以前、キッズスクールで練習試合を行った対戦チームから、「今度、時間のある時に、うちのチームの練習も見てほしい」と頼まれていたので、
コーチ達と連絡を取り、指導へ行ってきました。
このチームはジュニアチームと、ユース年代のチームを持っており、ユースチームは、ハルツーム州のユースコミュティリーグという物に参戦しており、あと2勝すれば、リーグ優勝を果たせる所まで来ています。
練習開始です!
ボールを使った基礎トレーニングですが、「ただこなすだけ」と言ったようなシーンを、スーダンではよく見かけます。
このチームでも同様な現象でした。
例えば、A君からB君へパスを出します。
B君は、右へ行こうとしますが、A君が、左側に蹴ってしまった為、ミスに繋がってしまいました。いわゆる逆球というものです。
基礎的なトレーニングなので、A君は、B君が右へ行くと言う事を知っていますが、相手の次の動作を考えずにただ、パスを送ればいい、その様な意識しかありません。
また、B君もどこに、どういったパスが欲しいのか、要求する(コミュニケーションを取る)事がありません。来たボールをただ、受けるだけです。
ユース年代であれば、もう少しレベルを上げ、取り組んで行かないと世界では通用していかないと感じています。
もちろん選手だけの問題ではありません。
こうした状況が、ジュニア年代から行われていないので、ユース年代でも出来るわけがありません。
指導者のレベルも上げていかなくてはなりません。
基礎的なトレーニングのあと、実践的な練習に移りました。
基礎のところで、もっと細かい所までこだわってほしいとメッセージを送っていたので、ゲーム形式の練習では、少しずつではありますが、コーチングの声も選手から出始め、いくつかこちらを「おお!!」と思わせるプレーも出始めました。
最後は、今週末のリーグ戦に出るメンバーだけで、居残りシュート練習です。
この日は、選手、そしてコーチとも、色々な話が出来ました。
意見交換をし、スーダンサッカーが発展できるように、一緒に進んで行きたいですね!
西條