スーダン2007.12.20
イード ムバーラク
昨日、12月19日は、犠牲祭のはじまりでした。
私は、ロシナンテス・スタッフとともに、活動拠点である
シェリフ・ハサバッラでこの日を迎えました。
酋長のハサンは、私にジャラビーアを着せ、ターバンを巻き、
村人の集まるモスクへと連れて行きました。
2千人くらいの人でしょうか、皆でお祈りを捧げます。
そして、そのあと村人一人一人と
「イード ムバラク」
と言い、握手、抱擁を繰り返します。
これは、まさに日本の新年の挨拶と同じです。
その前日に私はハサンとスークに買い物に行きました。
ハサンは、タコ糸一本を持っています。
それに、メモ紙に子供の名前を書き込んでいます。
そして、靴屋に行き、
これは、「モハメド」
これは、「アリ」
などとタコ糸を使って子供の靴のサイズを確かめています。
そして、メモ紙に書かれた子供の名前を消しています。
なにせ、彼の子供は総勢14名もいるのです。
それを見ていて、本当に微笑ましく感じました。
私は日本から持ってきた古着をプレゼントしました。
古着でも、こちらでは大変貴重なものです。
ELLEの帽子を被った男の子が、とても印象的でした。
その日は、犠牲祭の名のごとく、羊を屠ります。
そして、各家庭から我々のところに羊料理が振舞われました。
とても、とても美味しかったです。
川原尚行