特定非営利活動法人ロシナンテス

活動報告ブログ

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スーダン2011.12.11

ウシャル

スーダンサッカー協会のグラウンドに「でかい実」がなっている。
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大きさはオレンジくらい。

同じようにサッカー協会のグラウンドに生えているデーツ(ナツメヤシ)をよく子供達が、取って食べて、警備員に怒られている光景を見ているが、どう見てもデーツではないし・・・

まあ、ここまで大きくなっても、誰にも食べられていない(動物でさえも食べた形跡がない)のだから、きっとまずいはず・・・

それとも、まだ熟していない!?

スーダン人コーチに聞いてみた。

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この「でかい実」は、”ウシャル”と言うらしい。

スーダン人曰く、「食べ物にも使えなし、美味しくもないし、全く役に立たないもの」だそうな。

そもそも、この実の中にある乳液には毒性があるらしい。 。。

この乳液がついた手で、目を触ってしまうと失明してしまうとか・・・

ソドムのリンゴではないかという説もあるらしい。

参考までに。

~中略~

「ウシャル」(‘ushar [ushar])というのは、アジア・アフリカの熱帯地域の乾燥地に広く分布するガガイモ科の低木で、学名をカロトロピス・プロケラ Calotropis procera という。この木の実はいっぷう変わっていて、大きさはミカンよりやや大きい程度だが、実はその中には綿毛のついた小さな種が入っているだけで、果肉などはなく、あとは空気しか入っていない。熟すると実が裂けて、中から種が出てくるのである。なお、ヨセフス『ユダヤ戦記』(第4巻第8章第4節)やタキトゥス『歴史』(第5巻第7章)などによれば、死海のほとり、神の怒りに触れて焼き滅ぼされたソドムの町(《創世記》19)があった土地に産する植物は、手で触れればたちまち煙を発して灰と化してしまうという。この「ソドムのリンゴ」の正体は、一説にこのカロトロピス・プロケラの実だといわれている。

皆さんもこの実を見たら、お手を触れずにー!!

西條