川原代表とご両親がスーダンを後にされてから約１週間が経ちました。
ハルツーム滞在は約4日間でしたが、その間訪れた観光スポットをいくつかご紹介します。

まず行ったのは国立博物館。
クシュ文明とヌビア時代の遺産が展示されています。

写真は１階フロアの偶像コーナーで撮ったもの。２階にはキリスト教時代の絵画も飾られています。

そしてこの博物館のすぐ近くにはハルツームで最も新しいホテルが！
外観がとてもユニークで、邦人の間では「たまごホテル」と呼ばれています。

１７階のカフェからは、ナイル川とハルツーム市内が一望できます。
スーダンにいることを忘れてしまいそうなくらい素敵な景色でした。

さて最後はメロエーにあるピラミッド群です。
偶然にも、数日前に訪問した国立博物館とかなり所縁のある遺跡でした。

メロエのピラミッドはクシュ時代のものと考えられているそうです。
「もともとクシュはナパタとメロエを本拠地とする国に分かれていたが、その発展は相互に関連していた。しかし序々にメロエがナパタを凌駕するようになり、紀元前300年頃から王の埋葬がナパタからメロエに移っていった（ウィキペディア「クシュ」参照）。」
つまり現在残っているメロエのピラミッドは、それ以降のものだと考えられているのです。

写真は復元により全体像が明らかになっているピラミッドです。
もっと大きなものもあるのですが、浸食が大きく、頂点が大きく削られて台形になっているものがほとんどでした。紀元４世紀半ばには王室のピラミッド埋葬がなくなったと言われているため、最も新しいものでも1700年以上経っていることになります。
遠い昔に思いを馳せると、何とも不思議な気分になりました。

先週はスーダンの歴史に触れることができ、とっても充実した1週間を送ることができました。
そして今週は母子保健のワークショップを明日に控え、また充実した日々となりそうです。今スーダンは深夜1：30をまわったところですが、明日に向けた最終準備をと、つい先程までローカルスタッフともども頑張っていました！明日が楽しみです。

※ちなみにピラミッドに関する豆知識ですが、興味のある方はご自身で再度情報収集していただくことをお勧めします。個人の趣味の範囲で調べたものですので、間違った情報があっても悪しからず。よろしくお願いします！

江木