白いキャンパスに夢を詰め込む
週末は、以前に参加した「玉浦復興まちづくりワークショップ」に参加してきました。
前回のグループワークを元に、さらにアイディアを出し合い内容を深めます。
真っ白な玉浦の地図の上にはたくさんの「夢」が描かれています。
いろいろなアイディアを出したあとには、交通整理をする必要があります。
どういう優先順位で取り組んで行くのか、誰が担当するのか、いつやるのか、
それを落とし込むことで、アイディアがより具体化してきます。
私が参加したグループでは、「市民農園」をスタートとして、計画をまとめました。
1年の予定をまとめるだけでも、明日から何に取り組まなければならないのかが分かります。
そして、長期的な目標についても、事前に種まきをしておくことが必要なことも見えて来ます。
話し合った結果、ある人が強く推していたアイディアが横に置かれることもあります。
しかし、それでも不思議なことに不満は出ません。
皆で時間をかけて話し合うことで、自分の意見が通ったとか通らなかったとかは気にならず
皆の意見としてまとまっていき、それは一人では考えられないような素晴らしいアイディアになります。
一方で白紙な状態では何を考えていいか分からない、叩き台が欲しいという人もいます。
確かにそれが必要な場合もあります。
しかし、「叩き台」のプランはYESかNOかの議論になりがちです。
そのような話し合いでは、夢ではなく「不満」ばかりが出てくるように思います。
不満や文句を言い、相手の意見も否定してばかり・・・。
最終的には、自分の意見に固執してしまい、話し合いは決裂してしまいます。
東北以外の被災地でどれだけ復興まちづくりの様子が伝えられているか分かりませんが、
住民達がまちづくりについて話し合うというのは、本当に労力がいることです。
その話し合いがより円滑に進むようにサポートすることも
第三者に求められている支援のひとつだと考えています。
3回に渡って開催された玉浦まちづくりワークショップは、非常に勉強になりました。
良い部分は学ばせてもらい、活用したいと思います。