おなじみのハサバラ村ですが、10数か村が集まり、我々はハサバラ村、ハサバラエリアと呼んでいます。

そのハサバラ村に、この度女子中学校（こちらではセカンダリースクールと呼んでいます。）が開校されることになり、先日工事着工式典に行って参りました。

ハサバラ診療所のあるアヤダブ村から車で約15分のところにあるマンスーラ村に、ハサバラ村初の女子中学校ができるのです！

人が多いのでラクダの上から会場を眺める人も（^_^;)

スーダンの教育制度は日本と異なり、8年間の初等教育、そしてその後3年間の高等教育があります。

ハサバラ村に2009年に女子初等学校ができたことはみなさんもご存知かと思いますが、村の女の子たちが高等学校へ行くには、村から車で30分離れたショアックという町まで行かなければなりません。

日本だったらたったの30分ですが、交通手段の乏しい村では大きな距離です。男の子では村から通っている子もいますが、女の子は町の親戚の家や、学校の宿舎に寝泊まりしながら学校に通わなくてはなりません。

それが、晴れて村に女子高等学校ができるというのですから、村にとっては（私にとっても）大変嬉しいことです。

ハサバラ村女子初等学校の生徒たちから歌の披露♪

州知事や教育大臣もいらして盛大な式典でした。

工事が順調に進みますように。

そしていつの日か村の中学校を出た女子学生たちが、看護師・助産師・医師となりハサバラ村に戻ってきてくれますようにとひそかに願う私です。

成田