アブダビ、ドバイ
ドバイ空港に降り立ち、タクシーを拾ってアブダビへと向いました。
2時間ちょっとでしょうか、私はタクシーの中で爆睡状態でした。
アブダビへ行ったのは、日本人学校での講演のためです。
小学1年生から中学3年生まで総勢50名弱の学校です。
私の子供もタンザニア時代には日本語補習校に行っていたので、
なんとなく雰囲気はつかめます。
小学生が6学年、中学生が3学年の計9学年ある中でどのように話すのか
決めないままに講演のある教室に入りました。
生徒たちが順番に並んでいます。
最前列は小学1年生です。
私は今までの講演会では、宙を向いて話すのではなく、
誰かターゲットを絞って話すようにしています。
今回は、小学1年生が目に入ったので、彼らに話しかけるように決めました。
いつもは自分のことを
「わたし」
と言っていますが、今回は
「おじちゃんはね」
で通しました。
みんな本当に良く聞いてくれました。
最後の質問は、いくつ受け付けたか、わからないほどたくさんでました。
これが、小学1年生から中学3年生までですので、多岐にわたっていました。
なかには、私の心にズボッ!と来るものまであり、
タジタジになりました。
翌日は、高校時代のラグビーの友人が働いているドバイに向いました。
彼は、ドバイで地下鉄工事をやっており、早朝から深夜まで本当に大変そうでした。
とっても愛らしい奥様と2人の子供達がいるから、一生懸命に働けるとの事です。
彼とは、夜遅くまで語り合いました。
40を過ぎて、お互いに夢を語り合うと言うのは、素晴らしいことだと思います。
傍から見たら、
「えーおっさんが二人バカな話をしよる」
くらいにしか思えないでしょうが、
語っている本人たちは至ってまじめなのですから、始末に終えませんね。
彼は朝6時半には家を出て行きました。
またの再会を期して、お互いに頑張る事を誓って別れました。
川原尚行