スーダン2007.03.13
スーダン情報省に潜入
今日政府主催のミーティングに出席。場所は情報省(National Intelligence &Security Service)内のホール。さすが情報省ということで、セキュリティーもしっかりしているし、施設も今までスーダンで見たどの施設よりも立派で近代的。
会議の内容は、NGOや国連機関とスーダン政府機関との諸手続きに関するもの。ビザ、関税、トラベルパーミットなどの手続きに関し、時間がかかる、書類をなくされたなど、各団体から不平不満の発言があり、それに対し政府側から改善する、対策を考えるといった発言が繰り返される。スーダン政府としては世界からいろいろな批判がある中、意見を聞き入れ改善しようとしているところを示したいのだろう。それは本気なのか、ただのポーズなのか分からないが、たとえ本気だったとしても劇的に改善されるとは思えない。
スーダンの上層部には優秀な人は多いのだが、下級の役人が本当に仕事をしないのだ。長い行列が目の前にあるのに私用電話を続けたり、書類が溜まって捜すのが面倒になると失くしたと平気で言ったり(実際本当に失くす事も)、そんな現場の役人と渡り合う毎日が続いている。
2月から同じような会議がこれで3回目。毎回真面目に参加し、知り合いの役人にきちんと挨拶、役所と良好な関係を保つこと、これを続けるしかないのだろうか。
霜田治喜