8月25日、宮城第一高校（宮一）にてロシナンテス代表・川原尚行の講演会を行いました。

講演タイトルは『君の笑顔がみんなを幸せにする』です。

これは、歌手しおりさんの「smile」の歌詞の一文から取ったものです。

今回は宮一の高校生全学年を対象に[進路指導]ということで
講演会の依頼を頂いたので、
これからの人生について考えるヒントになればと思い、

スーダンと東北でのロシナンテスの活動をお伝えしました。

宮城県の高校なので、自身が被災した生徒や友達や親戚が被災したという生徒もいました。
東北の話しは身近なことでもありますが、ボランティア活動などに参加したことがない人も多いので

とても真剣に話しを聞いてくれました。

講演中もとても素直なリアクションで反応が分かりやすかったです。

話しが終わったあとには、しおりさんに「smile」と「スポットライト」を2曲歌ってもらいました。

そして、この日のために宮一のみんながsmileを歌ってくれたので、全員で合唱しました。

みんなが笑顔で歌ってくれて、一つになった感じがしました。

進路指導の先生が講演会の最初に話されましたが、

『いい大学への進学や職業というのは目標ではあるけれど、志ではない。
皆には志を高く持ってほしい』という話しがありました。

講演会終了後に生徒達から質問などを受けたり、話しをする時間がありましたが
みな、真剣に将来のことを考えているのが良く分かりました。

最初はなかなか手があがりずらいので、こちらから指名して最初に話してもらいました。
（山岳部が優勝したと聞いたので、山岳部のキャプテンにお願いしました）
彼女は「何もないけれど何かがある」というところにとても共感したそうです。

というのも、山に行く時には必要最低限の食料しかもたず、
水などは大切に使わなければなくなってしまいます。

山から降りて、駅の売店にパンなどがたくさん売っていると驚くと言います。
そして、山で学んだことを生かしてNPOで働きたいと言いました。
実は、今までは、もやもや考えていたそうですが、今日の話を聞いて自分のなかではっきりし、

さらにみんなの前で宣言することですっきりしたそうです。

他にも、医師や看護師、外交官になりたいという人もいました。
閖上出身の生徒もいて、大学を卒業したら、閖上に戻って働きたいと言ってくれました。

まだ高校生なので、夢や目標が定まっていない生徒もいることでしょう。
途中で違う道を選んだりすることもあるかもしれません。

そんなときに、今日のことを思い出してもらえればと思います。

宮一は制服がなくみな私服で通学しています。

校風も「自主自立」ということで、生徒に任せているようでした。

生徒たちは、のびのびとしている印象です。

講演終了後、校長室にたくさんの生徒達が話しに来てくれました。

私たちも宮一のみんなからたくさんのパワーをもらいました。

ありがとうございました！

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しおりさんもこの日のことをブログに書いています。

http://siori.ti-da.net/e3156974.html

宮一のみんなからもたくさんのコメントが来ていて嬉しいです。