日本2011.07.29
瓦礫とひまわり
閖上の日和山のひまわりが咲き始めています。
日和山のすぐ隣にあったバス停は、あっという間にコンクリートチップの山となりました。
そして、すぐ目の前の日和山公演も同じようにチップが運び込まれています。
ここのバス停で待っているとすぐ後ろの集会所から
おばあちゃん達の歌声や笑い声が聞こえてきて、いつもみんなで踊っていたそうです。
ひよっこ公園は子ども達の遊び場所でした。
思い出の場所が一瞬にして無くなってしまって、全く違う町のようになってしまった閖上。
津波や地震などの天災は人間の力をはるかに超えていますが
町作りは一人一人の思いと行動と声にかかっています。
町の復興には5年から7年かかります。
「どういう町になるんだろう」と不安に思って過ごすよりも
「こんな町に住みたいね」と子どもからお年寄りまで
みんなが住みたいと思う、そして夢を持てる期間であって欲しいと思います。