日本2011.07.25
「どうする閖上」 〜玄界島の復興に学ぶ〜
4月末に「どうする閖上」という自治組織が立ち上がり
ロシナンテスも第1回から継続的に参加しています。
これは館腰小学校の体育館に避難していた方々が中心となって結成したもので
閖上の復興に向けて週1回のペースで集まり、話し合いを重ねています。
はじめは、東北の言葉が聞き取れず、議事録作成に苦戦しましたが
3ヶ月以上が経ち、ヒアリング力も上がって来ました。
立ち上げ当初は体育館の舞台上で行っていましたが
今は仮設住宅の集会所に場を移しています。
ですが、この車座になって話し合うスタイルは、今でも変わりません。
「どうする閖上」は一歩一歩進んでいくことを目標とし
いくつものプランを実行に移しています。
また、外部からの意見も取り入れ勉強会も行っています。
今回は、福岡県から強力なメンバーが駆けつけてくれました。
2005年3月20日に発生した西方沖地震
その震災で福岡県の玄界島は大きな被害を受けましたが
3年という期間で見事に復興しました。
その3年間の取り組みはきっと閖上の復興にも役立つだろうということで
いろいろと教えて頂きました。
規模や状況、地域は全くことなりますが
やはり実際に行動された方の話しは説得力がありますし
目から鱗が落ちることがたくさん!
いくつか早速取り入れてみようというアイディアもありました。
会議では閖上弁と博多弁が飛び交い、非常に濃い時間となりました。
「3年で復興した」という実績は、閖上の方々にとっては希望であり、心強いことだと思います。
福岡県の皆様、今後もよろしくお願い申し上げます!
これからも、閖上の皆さんと一緒に一歩一歩進んで行きたいと思います。